現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

ランボー

2017-01-28 16:06:03 | 映画
 シルベスター・スタローン主演の人気シリーズの第一作です。
 グリーンベレー出身のランボーが、この作品では、単なる殺人マシーンではなく、ベトナム戦争の悲劇の産物だったことがはっきりと示されています。
 その上で、ベトナム帰還兵問題(戦争の後遺症や戻ってからの差別など)、閉鎖的なアメリカの地方社会、警察の腐敗、地元と州の警察の縄張り争い、パートタイムで無能な州兵など、様々なアメリカの社会問題も背景に描かれています。
 「ランボー」に限らず、どの人気シリーズも、シリーズが進むにつれて、社会性が薄れ、ただの娯楽作品になってしまいます。
 これは、児童文学の世界でも、まったく同じです。
 それにしても、CGじゃないアクション映画(もちろん、スタントや特殊撮影は使っているのですが)は、本物の迫力を持っています。

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ターミネーター:新起動/ジェネシス

2017-01-28 09:48:14 | 映画
 ターミネーターシリーズの最新版です。
 若いアーネルドシュネッツガーのターミネーターが、年取ったアーノルドシュネッツガーのターミネーター(ターミネーターも老化するという設定になっています)と戦ったりするところなどはオールドファンにはたまりません。
 しかし、過去のシリーズ作品との整合性を取るために、話(特に時間設定)が複雑になりすぎて、見ていてスカッとするような明快さに欠けています。
 また、CGなどによる特殊撮影は過去の作品よりもすごいのですが、見ている方はどうせCGだから何でもアリだよねと思ってみているので、危ないシーンでもハラハラできません。
 やはり生身のアクションの方が魅力があります。

ターミネーター:新起動/ジェニシス (吹替版)
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