現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

トップガン マーヴェリック

2023-05-25 17:04:18 | 映画

 2022年公開のアメリカ映画です。

 1986年公開の映画、「トップガン」の主人公、マーヴェリックのその後を描いた作品です。

 36年後も、彼は現役のパイロットをしていて、テストパイロットとしてマッハ10の壁を突破して見せます。

 そうです。

 マーヴェリックは、海軍パイロットにおけるトム・クルーズなのです。

 還暦近くなっても、できるだけスタントは使わずに頑張り続けているトム・クルーズ以外に、この役をこなせる人はありません。

 ストーリー自体は、アメリカの仮想敵国に作られつつある核施設を、ウランが運び込まれる前にジェット戦闘機で急襲するという他愛のないものですが、ジェット戦闘機の操縦シーンなどは、さすがに36年前よりは進歩していて、迫力満点です。

 まあ、テーマパークのアトラクションのつもりで見れば、どんなに荒唐無稽(主人公も、かつての戦友の息子も、敵に撃墜されますが、ともに無傷で、相手の旧式ジェット戦闘機を奪って、空母に帰還します。その間、追跡してきた敵の最新鋭ジェット戦闘機と空中戦をしますが、二世代以上古いオンボロジェット戦闘機で見事に撃墜します)でも、腹は立ちません。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミッション:インポッシブル

2023-05-15 15:10:20 | 映画

 1996年のアメリカ映画です。

 トム・クルーズを主演にした人気テレビシリーズの映画化です。

 テレビシリーズは、心理の盲点を突くようなトリックが大評判で、長く続きました(日本でも放映されました)が、この映画はどちらかというとアクション映画で、そのため評価は賛否が分かれたようです。

 しかし、興行的には大成功し、シリーズ化されて続編が長い期間、作られ続けています(その記事を参照してください)。

 このシリーズの売りは、主人公のイーサン・ハントの超人的な活躍で、それを主演のトム・クルーズができるだけスタントやCGを使わずに演じていることでしょう。

 そういった意味では、テレビ・シリーズとは違った、娯楽アクション映画を一作目から目指していたものと思われます。

 ちなみに、トム・クルーズはプロデュースにも加わっているので、彼の意志が反映されたものかもしれません。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボディーガード

2023-05-14 10:17:12 | 映画

 1992年公開のアメリカ映画です。

 謎の脅迫者に狙われている歌手で俳優のスーパースターと、彼女のために雇われたボディーガードとの恋と別れを素晴らしい音楽をバックに描きます。

 スーパースター役のホイットニー・ヒューストンは、当時彼女自身がスーパースターだったせいか、意外と自然に演じています。

 ボディーガード役のケビン・コスナーは、かつてこの映画が企画されたときにこの役をやるはずだったスティーブ・マックイーンを意識していて、いつもよりクールでタフな雰囲気をだそうとしています。

 サスペンスとしては、犯人の設定に無理があっていまいちですが、全編に流れるホイットニーの歌声はさすがに魅力的です(サントラ盤は大ヒットしました)。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋に落ちたら…

2023-05-12 11:37:01 | 映画

 1993年公開のアメリカ映画です。

 臆病な刑事を主役にしたロマンティック・コメディです。

 ひょんなことからギャングのボスを助けた主人公は、お礼に彼が支配している美女を一週間提供されます。

 彼女は、兄弟の借金の肩代わりとして、ギャングのボスの命ずるまま、いろいろな男の所へ派遣されています。

 一週間の間に彼女と恋に落ちた刑事とボスの間でもめ事が起きますが、最後は意外とあっさりとボスが彼女を取り戻すのをあきらめ、刑事と彼女はハッピーエンドを迎えます。

 途中で起きる殺人事件などの伏線が回収されずに、やや拍子抜けな終わり方でしたが、主人公を演じたロバート・デ・ニーロやボス役のビル・マーレイはさすがの演技を見せています。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミッション:インポッシブル/フォールアウト

2023-05-09 11:41:41 | 映画

 トム・クルーズ主演の人気シリーズの第六作です。
 基本的には現在の映画の主流であるアクション映画なのですが、他の作品と大きく違う点はCGだけに頼らずに生身の俳優(特に主演のトム・クルーズ)のアクションにこだわっている点です。
 他の記事にも書きましたが、CGだけに頼った映画ではそれこそなんでもありで、どんなにすごいシーンでも「どうせCGだから」と少しもハラハラしないのですが、生身の俳優(もちろんスタントマンも含めて)の命がけの演技とCGをうまく合成すると、「どうやって撮影したのか?」と驚嘆させられるようなシーンを作ることができるようです。
 この映画では、私が高所恐怖症であることを差し引いても、思わず目を手で覆うようななスリルに富んだシーンがいくつもありました。
 それにしても、五十代も半ばを過ぎて、かつてのイケメン俳優(当時はまだハンサムと言う言葉が使われていました)のトム・クルーズの顔にも、隠しきれない年輪が感じられるのですが、相変わらず体を張ってがんばっている姿には感心させられました。
 このシリーズの第一作は1996年公開なのですが、今は日本に一つもなくなったドライブインシアター(屋外のスクリーンに映し出された映像を車の中から見て、音声はカーステレオで聴きます)のMOVIX多摩(京王相模原線の南大沢駅近くの、現在はアウトレットモールがある場所です。ちなみに同じ松竹系ですが、現在シネコンを展開しているMOVIXとは別会社だったそうです)で、妻や幼かった息子たちと一緒に見たことが懐かしく思い出されます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑魚どもよ、大志を抱け!

2023-05-08 10:02:26 | 映画

 2023年公開の日本映画です。

 地方都市に暮らす小学六年生の男の子を主人公にして、彼の周辺の人物(家族、クラスメイト、他のクラスの不良たち、学校の教師など)を描いた群像劇です。

 友人たちの家庭崩壊(父親が暴力団員で暴力を振るわれていたり、母親が宗教にはまって家族を顧みなかったりなど、いろいろな家庭の子供が登場します)や家族の病気(主人公の母親は乳がんにかかっています)や転校する親友との別れなど、様々な問題を通して、主人公の成長が描かれています。

 戯画的に誇張されすぎている面(主人公たちの非行(?)の様子や、学校の教師たちや、主人公たちを陰で支配している中学生の番長の描き方など)もありますが、少年たちの日常が生き生きと描かれていて好感が持てました。

 少年たちを演じている子役たちが、小学生にしてはやや老けた感じがするので、設定を中学生にしても良かったかなとも思いました。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする