2002年に、下北沢の本多劇場で行われた大人計画の公演です。
作、演出は、いつもの松尾スズキではなく宮藤官九郎で、彼独特のギャグ満載のお芝居になっています。
温泉地のストリップ劇場の楽屋を舞台に、伝説の漫才トリオ「春子ブックセンター」が再結成される様子を描いたドタバタコメディです。
松尾スズキ、宮藤官九郎も出演していますが、テレビなどで売れる前の阿部サダヲも大活躍しています。
2002年に、下北沢の本多劇場で行われた大人計画の公演です。
作、演出は、いつもの松尾スズキではなく宮藤官九郎で、彼独特のギャグ満載のお芝居になっています。
温泉地のストリップ劇場の楽屋を舞台に、伝説の漫才トリオ「春子ブックセンター」が再結成される様子を描いたドタバタコメディです。
松尾スズキ、宮藤官九郎も出演していますが、テレビなどで売れる前の阿部サダヲも大活躍しています。
生瀬勝久、池田成志、古田新太の演劇ユニット「ねずみの三銃士」の第四作で、作 宮藤官九郎、演出 河原雅彦、客演は山本美月、池谷のぶえで、宮藤官九郎も出演します。
魔性の女による保険金連続殺人というどこかで聞いたことがあるような素材を、歌あり笑いありで、面白おかしく演じています。
劇中劇(ビデオ撮影ですが)の設定なので、一人が何役もこなす複雑な構成なのですが、芸達者ぞろいなので、見ていて飽きさせません。
特に、池谷のぶえの怪演は、読売演劇大賞の優秀女優賞を受賞しただけのことはあり、一見に値します。
バリーの「ピーター・パンとウェンディ」のミュージカル化です。
原作に忠実に作られているので、ジェンダー観はかなり古い(女性はおかあさんになり、子供たちの面倒を見る。ラストでは、ウェンディの娘が新たなピーター・パンの相手になり、そう繰り返されることによってピーター・パン(男の子)の永遠の命が保証される)ものです。
別の記事にも書きましたが、この作品は繰り返し劇化(もともと劇用なので当然ですが)されていますが、そのたびにウェンディは、その時その時のジェンダー感(ある時には自立した女性として、また別の時は家庭的な女性として)が反映されているようです。
そういった意味では、この作品が作られた時(2014年)は、アメリカのジェンダー観はかなり保守的だったのでしょう。
それはさておいて、歌と踊りとワイヤー・アクションと美術セットは本当に素晴らしく、十分に楽しめました。
有名なバレエ「くるみ割り人形」は、ホフマンの童話「くるみ割り人形とねずみの王様」を、プティバがバレエ用の作品として書き直したものです。
この作品は、クリスティアン・シュプックがホフマンの原作に忠実に振り付けをしたものなので、より児童文学の要素が強くなっていて、児童文学者にとっては興味深いものになっています。
全体に、ストーリーを重視した演劇的な演出になっていて、童話的な舞台美術や衣装も伴って、私のようなバレエの門外漢にも楽しめる物になっています。
さらに、音楽はそれ自体がチャイコフスキーのバレエ音楽の古典として有名ですし、エマーソン、レイク&パーマーなどによるロック・ミュージックとしても、私たちの世代にはなじみ深いものです。
もともとファンタジーや童話は、バレエダンサーたちの超人的な動きと親和性が高いようで、普通の芝居として演劇化するよりもバレエにした方が、作品世界を伝えるのに適しているのかもしれません。
出演しているダンサーたちのパフォーマンスはどれも魅力的なのですが、特に主人公のドロッセルマイヤー役のドミニク・スラウコフスキーの悪魔的な演技や動きは一見の価値があります。
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