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翡翠色のアスパラガス




5月末だったか、ロンドンのおしゃれなグローサリー店のアスパラガスの写真を乗せたが、そうだ、アスパラガスの季節だ。

4月はマドリードで食べたグリーン・アスパラガスのフリットが激烈においしかった!.
あれを食べるだけのためにでもマドリードへ行きたい。


上の写真は、ウェスト・サセックス州のおしゃれな農場直営のグローサリー店で購入したものを、塩茹で、ポーチドエッグ、友達にもらった超美味しいオリーブオイル、ひきたて黒胡椒たっぷり、フルール・ド・セル、追加し続けるパルメザンチーズで。

午後8時の夕焼けの色に緑色が美しかった。
水分が多く、透き通って翡翠みたい...




そしてこちらは先日ドイツ訪問中、レンタカーを飛ばしてオランダへ向かっていた途中の出会い。

国境を超えた途端、両側の畑に「いちごあります」「さくらんぼあります」という魅力的な看板がちらほらしはじめ、たまらず急停車した農家直営店内。
オランダは白アスパラガスの季節...

目的地、オランダの友達のお宅に、いちごと手作りフランボワーズのジャムを買って持っていった。
英国にもジャムなどを持ち帰った。
残念ながら農作物は英国に持ち込めないので白アスパラガスは買わなかった。

帰りにも寄りたかったのだが、辿り着けなかった幻のお店...
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選挙だ!




友達が言った。
「与党は支持してないけれど、他に投票先がない」と。

わたしは言った。
「政党を選ぶのは結婚相手を選ぶのと同じ。自分の理想にぴったりあった究極の男性なんかどこにもいないでしょう。だいたいのところで自分が育てるつもりで選ぶのだよ」と。


今日、6月10日はベルギーの総選挙投票日だ。

興味をお持ちの方が多いとは思わないが、ベルギーの総選挙では以下の3つの選挙が同時に行われるのが一般的だ。

連邦議会選挙:ベルギーの連邦議会(下院)の議員を選ぶ。
地域議会選挙:ベルギーの各地域(北のフランダース:オランダ語圏、南のワロン:フランス語圏、ブリュッセル首都圏地域)の議員を選ぶ。国会に相当。
欧州議会選挙:欧州連合の欧州議会のベルギー代表を選ぶ。

夫と娘はすでに期日前投票を済ませた。
彼らは権利を行使する気満々で盛り上がるが、ベルギーでは投票の権利を棄権すると罰金が発生する(日本もそうすればいいのに)。

わたしにはもちろん選挙権はない。

ベルギーには政党が非常に多く、政権の形成は複雑で、常にめちゃくちゃ時間がかかる。今回も予想が難しい選挙だ。
争点は移民問題、ウクライナとガザ、インフレなどの経済政策、気候変動と環境政策、エネルギー政策、社会福祉と健康政策、安全保障、外交政策など...
右翼、右派ポピュリストが勢力を伸ばしているのは他の欧州の国と同じだ。
今回は史上初めて伝統ある3大政党が議席を失うのでは、とさえ言われている...

20世紀に欧州がリベラルでオープン・マインディッドだったのは、経済的に右肩上がりで、福祉が厚く、病気になっても失業しても高齢になっても生活の心配をする必要がなかったからかなあ、と思う。




そして、来月7月4日には英国の総選挙が行われる。

こちらにもわたしは選挙権がない。ちなみに夫と娘には地方議会の選挙権がある(うらやましい)。

14年続いた保守党はほとほと人気がなく、ベルギーとは違って労働党政権交代は確実視されている。
今に始まったことではなくとも最近の首相の失態のあれこれはもうコメディ・ショウ。

英国は沈みゆく泥船。
英国が、かつて「大英」だったのは、植民地や奴隷を使ってきたからにすぎない。

上い書いたベルギーと同じような問題を抱え、プラス欧州離脱(サプライチェーンの混乱や労働力不足)、国民健康サービス(英国は医療は無料)の崩壊などとリストは続く。

わたしが生活していて特に感じるのは、英国が20世紀後半からインフラ、教育、医療、地域経済にカネを使ってこなかったことだ。

インフラ、教育、医療、過疎地経済に投資しても、短期間でのリターンつまりカネがカネを産まないため、そういうセクターに投資するのを怠ってきた。
そして外国資本を誘致し、多くの現金が流れ込んだことが大きいかと。

現金の増加は一時的に経済を活性化させる効果がある。一方で、過剰な貨幣供給はインフレ(物価の上昇)を引き起こす。
外国資本の誘致は経済成長に貢献する一方で、外国投資家への配当が増えると国内にカネが残りにくくなるという側面がある。これは英国に限らず、多くの国が経験している現象だ。
実際、英国の水道会社は外国投資家への配当が膨らみすぎて先日破綻した。水道会社ですよ?! 社会的インフラをプライヴェートにするなよ...
外国投資家の存在は、企業が配当を優先して従業員の賃金や再投資を抑制してしまうのだ。

トリクルダウンなぞは起きない。




それから7月7日は東京知事選。

こちらもわたしには選挙権はないものの、めちゃくちゃ注目しています。
わたしは特に、不必要な再開発を繰り返すことによってカネを産み続けるというやり方には反対。繰り返す。トリクルダウンは起きない。

7月4日に英国で保守党が大敗するのが少しは影響するかしら!!
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the dream 真夏の夜の夢




真夏というには寒いイングランドですけど...毎日20度くらいで。


今シーズンのロイヤル・バレエも終わりに近づいてきた。


昨夜はフレデリック・アシュトン

The Dream(シェイクスピア『真夏の夜の夢』)

Five Brahms Waltzes in the manner of Isadora Duncan 

The Walk to the Paradise Gardenby Sarasota Ballet

Hamlet and Ophelia

Rhapsody

Rhapsodyのメインは前田紗江さんと五十嵐大地さん。
新鮮で実力があって、めちゃくちゃ盛り上がった!
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薔薇始まりました






薔薇のない人生なんて。


5月から6月、7月にかけて、イングリッシュ・ローズは長く咲く。

次々に花をつけるので、開いたものはできるだけ切花にし、次の蕾にチャンスを与える...

家中のあちこち薔薇だらけになる。


と、芍薬も咲き始める。

薔薇と芍薬はわたしの2大大好き花!




薔薇のない人生なんて...最近読んだ哲学系の本のテーマは「人生、何を目的に生きるか」だった。
その一つの回答が、「薔薇のある人生」。

もちろん、薔薇を活けましょう、という意味じゃないですよ(笑)。




la vie en rose
なるほど。


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モーゼル ワイン祭り




昨日の続きです。

ドイツ、モーゼル川沿いの最も愛らしい街と聞いて訪れたコッヘム、多少期待はずれかと思いつつも、川を遊覧するガラガラの観光船に乗って大いに楽しんだ後、街の中心部へもどると、民族衣装をまとった子供が歩いている。

かわいいっ

この時点では、個人的なお祝いとか、慣習的なものなのかなあと思っていた。

そうしたらその数がどんどん増えてきて...


モーゼルのワイン祭りが始まったのだ。
4日間の初日。
なんてラッキーなの!

上の写真はダンサーの皆さん。
フォルクスクンデ(Volkskunde)、ドイツ的である!
ダンスが始まる前にもちろん白ワインを召し上がって気合を入れておられる。

さすがに写真は遠慮したが、民族衣装の3歳くらいの子供たちのグループ、もうもう、可愛かった!




広場にワイナリーの屋台が出、モーゼルのワイン(有名なのはリースリング)をみなで痛飲して楽しむのだ。
一杯3ユーロから3.5ユーロ、まず最初にグラス代3ユーロ分を含めて支払い、グラスは返却すれば3ユーロ戻ってくるシステム。

わたくしは禁酒中だが、こういう機会には多少の飲酒を許している。
この日もリースリングを2杯だけ飲んで、民族衣装の人たちとほとんど一緒に踊りだしそうな「踊り上戸」。

おつまみはもちろんカレーウォースト(カレー粉のかかったトマトケチャップベースのソースをからめて食べる焼き白ソーセージ)。




こちらはこんなの初めて見ました「ワインの自動販売機」。
購入には年齢確認のためIDが必要だ。

でも、白ワインを飲んでる8、9歳くらいの可愛い女の子いたよ...
リースリング、甘いから!


予備知識なしで訪れたため、次の旅先があり、後ろ髪をひかれつつ上機嫌で去った。

夫は「こんなお祭りがあると知っていたらここに宿をとったのにねえ!」と。




モーゼル川沿い、山肌にまで広がる葡萄畑...
この写真はそれほど急な坂ではないが、山羊しか登れないのでは...というような急な山肌にも葡萄が植えてあり、おどろいた。

機会があったら収穫が始まる9月から11月にかけて来てみたいなあ
オクトーバー・フェスの時期でもあるし...
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