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恋は愚か者のすなること




娘には好きな男の子がいる。


クラス・メートのL君は大人から見てもクールな感じ(って7歳児だが)。

そこへ近頃、せっせとお手紙を書いてくれたり、荷物を持ってくれたり、お菓子を毎日貢い...もといプレゼントしてくれるS君が登場。

「S君ってあなたのことが好きなんじゃないの?」
と薄笑いで聞いてみるも
「そんなのじゃないのよ。わたしが好きなのLだし、Sは『恋なんて愚か者のすることだよ』と言ってるのよ。」

ひゃはははは

男性がわざわざそんな言い訳を言わなければならない相手って...

恋するあまりに精神ダメージを受けることもあれば、物的なダメージを受けて身代を持ち崩すこともある。まさに恋は愚か者の..である。

S君、きみの名台詞が現実とならないうちに覚醒することを祈る。







今月、娘は7歳になった。


わたしも彼女も二人揃って蠍座。



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身軽に





ワタクシの誕生日の前々日。

「イタリアンはどうかと思って」
と言いながら、なぜか夫が封筒を渡してきた。

わたしがリクエストしたアントワープのレストランはどうなった?!憮然としながら開封。



その18時間後にはフィレンツェにいた。








若かりし頃、ある人に「ラーメン食べたくない?」と言われ、飛行機で札幌まで行ったことがある。
古い手だが、うれしい。

大人になると、突然出かけることがどんどん難しくなるが(子どもや、仕事、アポ等)、いつでもどこへでも身一つで行ける気分を持ち続けていたいなあ...

国外でもパスポートとカードさえあれば、他のものは現地調達ができるし。
手ぶらでの出入国は怪しまれる可能性大、だが。


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もの




4年前にこの家に引っ越して来て以来、娘の部屋はわたしたちの寝室のある3階にあったが、さらなる広さと、抜群の日当たりを求めて、客間のある4階に移動することにした。








3階から4階へ移るだけなのに、思ったより時間も労力もかかりそうなことが、間もなく判明....

まず、カーテンを注文に行った。
リベコ(ベルギー製麻ブランド)で、なんとも微妙なトーンが美しい、グレーがかったピンクの厚手生地を選び、わたしがアトリエに使っていた(実は一年に一度使うか使わないか)部屋からモノを出す。
ここまでは楽勝、鼻歌~。

次に娘の部屋のおもちゃや本を家具から出し始めたら...

出てくるわ出てくるわ、壊れたプラスティック、キャンディーのおまけ、ぼろぼろの赤ちゃん用の本、出なくなったペン...
わたしはおもちゃにはポリシーを持っていて、モノが増え続けるのを防ぐために、買い与えるおもちゃのジャンルを限定している(レゴ、プレイ・モビール、木のおままごとなど)。

しかし7年間のうちに、お誕生日のプレゼント、夜店の景品、お土産、おまけ、祖父母が見境なく与えたものなど、趣味に合わないモノや俗悪なモノまで、秋の落ち葉のように山積していたのである。








これを機会にばさばさと捨てる。
捨てても捨てても出てくるガラクタ。
こんなキッチュなモノでも誰かが作っているんだなあ、と思うと切なく、
そしてだんだん後ろめたくなってくる...

モノって恐ろしい。

だからワタクシ、ホテル暮らしがしたいわけなのだ。本気。
出家できるほど清らかにはなれそうにないので...


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