goo

もの




4年前にこの家に引っ越して来て以来、娘の部屋はわたしたちの寝室のある3階にあったが、さらなる広さと、抜群の日当たりを求めて、客間のある4階に移動することにした。








3階から4階へ移るだけなのに、思ったより時間も労力もかかりそうなことが、間もなく判明....

まず、カーテンを注文に行った。
リベコ(ベルギー製麻ブランド)で、なんとも微妙なトーンが美しい、グレーがかったピンクの厚手生地を選び、わたしがアトリエに使っていた(実は一年に一度使うか使わないか)部屋からモノを出す。
ここまでは楽勝、鼻歌~。

次に娘の部屋のおもちゃや本を家具から出し始めたら...

出てくるわ出てくるわ、壊れたプラスティック、キャンディーのおまけ、ぼろぼろの赤ちゃん用の本、出なくなったペン...
わたしはおもちゃにはポリシーを持っていて、モノが増え続けるのを防ぐために、買い与えるおもちゃのジャンルを限定している(レゴ、プレイ・モビール、木のおままごとなど)。

しかし7年間のうちに、お誕生日のプレゼント、夜店の景品、お土産、おまけ、祖父母が見境なく与えたものなど、趣味に合わないモノや俗悪なモノまで、秋の落ち葉のように山積していたのである。








これを機会にばさばさと捨てる。
捨てても捨てても出てくるガラクタ。
こんなキッチュなモノでも誰かが作っているんだなあ、と思うと切なく、
そしてだんだん後ろめたくなってくる...

モノって恐ろしい。

だからワタクシ、ホテル暮らしがしたいわけなのだ。本気。
出家できるほど清らかにはなれそうにないので...


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )