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「白鳥の湖」で始まる








謹んで新春のご祝詞を申し上げます

2019年が素晴らしい年になりますように

今年もよろしくお願い申し上げます


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昨夜はロンドンで初詣へ。

一番好きなバレエの演目『白鳥の湖』、イングリッシュ・ナショナル・バレエの初芝居だった。

験を担ぐつもりで最前列で鑑賞した。

オデット・オディール役のJurgita Droninaが素晴らしく...なんと表現すればいいのだろうか、彼女の強さと優しさを。「空から次々降ってくる生卵を割れないようにやさしく、しかも全力で受け取る(ゲームウオッチのミッキーマウス<覚えている方いらっしゃいます?)」みたいな感じ(笑)。
第一幕のパ・ド・トロワ、Julia Conwayの踊りがとても好みだった。
金原里奈さんも4羽の白鳥と花嫁候補で出ておられ、やはり目が離せなかった。土曜日はオデット・オディールを踊られます!
ジーグフリード王子役のIsaac Hernandezは38度くらい熱があるんじゃないの? という雰囲気で、大丈夫だったんだろうか。心ここにあらず、という感じだった。



『白鳥の湖』は悲恋の物語だが、第一幕と第二幕に華やかでおめでたいお祭り要素がたっぷり出てくる上、歳神も登場するので新年のチョイスにしてはなかなか...
歳神というのは、ギリシャ神話で春をもたらす豊穣神ペルセポネとしてのオデット・オディール。

これはわたしの自説なんですけど...オデット・オディールはジークフリード王子に通過儀礼を施す冥界神ロットバルト(ギリシャ神話では冥界の王ハデス)の妃(ギリシャ神話のペルセポネ)だと見ているのです。

それに歳神様というのは一説によると福徳を司り春をもたらす美しい女神の姿をしているそうですよ。

新年早々、強弁が過ぎますかね。


わたしは神社仏閣が小さい頃から大好きだ。

神社仏閣だけでなく、各国の伝統ある宗教施設はなんでも好きだ。
それぞれの文化で「美しい」と考えられている粋で構成されているからだ。
そこは別世界への連絡口でもあり、そちら側に吸い込まれそうになるのだ。

長くなってきた欧州住まいでは当然日本の初詣ができないので、たいていローカルの聖堂や、また美が集結している場所として美術館や、ご神体がたくさんある博物館、劇場に行ってその代わりにしているのである。

新年早々、牽強付会が過ぎますね...楽しければいいということで、今年も喫茶モエ、どうぞよろしくお願いいたします!



(写真はENBより)
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