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summer exhibition





英国でのご活動で存じ上げるようになった中野晃一先生はご自身のYouTubeチャンネルProgressive! Channelでこうおっしゃっている。

「会話を楽しむ 友情を育む 芸術を愛でる 愛を語る」そういった人間にふさわしい生きかたを可能にし、共存を支える政治にこそ最高善がある、とアリストテレスは言った。

人間は集合体の中で暮らし、分業があり、お互いを支え合うからこそ善く生きることができるという考え方である。

人間の集合体には、複数で多様な利害や立場があることが前提で、これを単一の同じ色に染めるのではなく、多様な人々がそれぞれ自由でありつつ、相互の合意、調整、妥協によって集合体によって共に生きることを機能させるのが政治である。
政治は権力の支配と服従ではなく、相互が共存するための営みなのである。



過日、ロンドンのRoyal Academy of Arts(王立芸術院 )で毎年夏恒例のSummer Exhibitionが始まった。
1769年に始まった、誰でも応募できる公の展覧会。世界最古にして最大。

版画、絵画、写真、映像、建築、彫刻...招待された芸術家、王立芸術院員、新進の奇才らによるあらゆる形態の芸術を展示する。

展覧会のコーディネーター、アリソン・ワイルディングが選んだ2022年のテーマは「気候」。




しかも、何がわたしをこの夏の展覧会に毎年誘うかと言うに、ほとんどのものが予約販売可能なこと。
アーティストの目を通した別の世界を見るのは大きな喜び、それを買える、というのはまた別の喜び。

展示内容についての感想も書いてから、と思ったが、中野先生の話を強調するため、今日はこれで。

ではこれから中に入ります...
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