goo

Green Fingers




わたしと同年代のブルージュ地元の友人たちは99%までが旧市街の外、新興住宅地に住んでいる。


旧市街の中は家屋の価格が高騰しているし、また子どもたちに望ましいスペースや庭のある家がごく少ないためだと思われる。


旧市街は独特のスタイルの旧い建物が立ち並ぶブルージュだが、車を5分も走らせると、真新しく綺麗な家が等間隔に立ち並ぶエリアである。
このあたりにやってくると、例えば米国の新興住宅街と同じような雰囲気。子どもたちが車寄せで自転車に乗っていたり、低い垣根から見える庭の芝を刈る男性が、お隣さんとおしゃべりしていたり...



今日訪ねた友人一家もブルージュ郊外のこういったエリアに住んでいて、広々としたリビングも、白っぽくまとめたフレンチ・カントリー風のインテリアもとてもすてきなのであるが、特に建坪より広いのでは?という大きな庭は手入れが行き届いて雑誌の記事のようだ。








しかもこの庭、マダムが庭師を使わずに5年かけて造園したもの。自分でデザインをして、毎年少しづつ手を入れてきたそうだ。
ああ、わたしにも彼女のようなGreen Fingers(園芸の才)があれば...


ホーム・センターの材料を使って自分の家を建てる人もいるベルギー人だから、造園くらいお手のものなのだろう。何年もかけて自分の家を整えていく心構えは、物を大切にしたり、長いスパンで生活/人生をとらえることにつながり、そういうところはぜひ見習いたいと思っている。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )