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意味という病




ブラッセルで食事中、ロンドン・テロの速報を聞いた。

スコットランド出張中の夫に連絡をとり、在英国の友人たちにも安否確認をし、その後地下鉄で移動しつつ、自分が不安を感じていないことに驚いた。



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わたしは学部生の頃、中東に留学していた。

当地で日々感じたのは、「人間は意味のない生よりも、意味ある死を選択する」という現実である。

民族と民族、イデオロギーとイデオロギーの対立を解消するためには根本的な問題を改めなくてはならない、とはよく言うが、人間が「生きる意味(=死ぬ意味)」に取り憑かれていること、これこそが根本的な問題ではないか。



人生に意味を与えてくれる『父』の存在がなくても、絶望せず、よく生きれるように、人間はいつかなれるのだろうか。



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