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Brugge Style
パリの人々

わたしたちのお隣はカウンターに陣取った5人のおしゃれなパリジャン諸君。
つきだしは枝豆。
全員が各枝豆をひとつづつ房から小鉢に出し、やおら箸で召し上がった。
難しそうやな。
その二:とあるイベントのVIP席にて。
ジャン=ポール・ゴルチェ氏。
非常に気さくな方で、笑顔がステキで、自分のキャンディを周りの人に「食べる?」と回す(おばちゃんが「アメちゃん食べる?」の、あのノリ)、サインをお願いされると似顔絵まで描きだす...
そういえば彼が落書き(イラストと言うべきか?)した真っ白いバーキンを、リンダ・エヴァンジェリスタが持っている写真を見たことがある。
わたしもお願いするべきだったか。
そして常にボーダーのシャツをお召しであるのは事実のようだ。この夜は黒とブルーの横縞シャツだった。
「フランス人」のカリカチュアは必ずこの縞シャツにハンチングをかぶっている。
首にはネッカチーフ(スカーフではない)を巻いていたり。
マルセイユあたりのいなせな船員風とでも言うのだろうか。分かりやすい。
ゴルチェ氏の「外国人から見た〇〇人」というステレオタイプのファッションで示す諧謔性。さすがアーティストだ。日本のYMOも同じ手法でで受けましたな。
その三:街角で。
フランス人に何が起こったのだ?
最近多くの人が英語を話す。特に若い世代。
イギリス人並に上手な人もたくさんいるし、また決して上手ではない人でも一所懸命単語を思い出して会話を続けようとしたりする。
10年前とくらべるだけでもこの変化は顕著である。
どうしたんだフランス人?
地下鉄の広告にも「あなたの履歴書はすばらしい。でも英語は話せるの?」というのがあって、ここはいったいどこだったっけ? と思った。
パリは本当におもしろおかし、ええとこである。
少なくとも観光で訪れるには。
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paris

5日前に滞在していたロンドンとわが家のあるブルージュでは、「暖房を入れようか」状態だったため、当然パリ行きのスーツケースは秋冬物ばかりで作った。
シャネルの比較的薄手のツイードのジャケットと、去年のサンローランの小豆色のショートジャケットを中心にしたコーディネイト。
大失敗であった。
新しく買うという選択肢は非常に愉快ではあるが、9月なので夏物はどこにいっても売られていない。
シフォンのスカートと、インナー用に持参していたトップを組み合わせて過ごすも、やはりつまらん...ボン・マルシェで欲しくもない一枚仕立ての濃いブラウンの革のスカートとTシャツを購入した。
この夏はフロリダでバカンス中も、猛暑のニューヨークの照り返しの中でも日焼けには充分留意し、まめに日焼け止めクリームを塗り直していたというのに。
秋のパリで焼けてしまうとは。
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