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Brugge Style
ブルージュの飲食店2つ 2015夏

ひさしぶりにブルージュで新しい店を開拓、大満足だったのでご紹介したい。
両方ともマルクト広場から徒歩1分以内の人気店で、予約は必須だ。
Lievenはビストロ、Cookiesはタパスなど中心のカフェ・バア。
Liven
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おすすめです。
Smakelijk!
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ランベス橋から

ヴィクトリア・タワーをランベス側から眺める。
ランベス橋(Lambeth Bridge)を渡ってウエストミンスター側に渡ると
いきなり結界が切れでもしたかのように人が増える。
ロンドン一の観光スポット、
国会議事堂、ウエストミンスター寺院を見学する人
ここからトラファルガー広場の方へ向かう人
あるいはバッキンガム宮殿の方へ向かう人...
洗濯機の渦のような人混みだ。
ロンドン、ただいまたぶん今年1回目の夏を迎えている。
南欧をのぞく欧州の夏は細切れなのだ。
青空を背景に太陽に照らされる街は
人が多かろうがもうすべてが美しく、
6月、わたしが一番好きな月!
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ブルージュで食べるもの
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来月早々ブルージュ旅行をご計画されている方から、わたしが先日6ヶ月ぶりのブルージュで行ったレストランやカフェはどこかというご質問を頂いた。
去年ブルージュを訪問されたご両親から「ブルージュは食いだおれるから絞っておいた方がいい」とお聞きになったからだそうだ。
...以下、お返事の一部を転載する。今日は(も)長いです。
わたしは習慣の生き物であり「いつも行ってるとこ」が一番好きなので、ここでも何度も紹介したことのある店がほとんどであることは断っておく。
特徴としては地元の人が多い店だ。
もし他の方にもお役にたてるならうれしいなあ
(店の情報はまとめて下にあります)。
到着して最初の2日は義理両親宅に泊まったのにもかかわらず、実家ではコーヒだけ飲んで朝食はヴァン・ムーランへ行った。
ここでは一番食べたかったもののひとつ、ピストレ(フランスパンに似た生地を8、9センチの円形に焼いたパン)を食べて幸せ。
ダイエット中だったのでクロワッサンはパスしたが、クロワッサン系もかなりおすすめ。特に乾燥した日。
クッキー類もお土産に買って損はないと思う。ベルギーの某街にお住まいの方の旦那様はここのフィナンシェがパリのHugo et Victorと双璧とおっしゃるくらい。
その後の朝食は宿泊したケンピンスキ・ホテルで。
ここでは必ず北海産グレー・シュリンプ入りのオムレツを焼いてもらう。毎朝「小さめで」頂く。機会があったらぜひどうぞ。
昼食に行ったのはあいさつをかねてメルヴェイユ(2回)とサン・クラバット、プレステージ。
カテゴリ的にはメルベイユは軽食やランチも出すティールーム。手作りのケーキもおいしい。
サン・クラバットはモダンでおしゃれなフレンチ・レストラン。マルクトから歩けないことはないが、近くはない。星が一つついているはず。店の規模や品格などに関して誤解を恐れずに喩えるなら3つ星レストランのホフ・ヴァン・クレーヴ(<ここもすばらしくおすすめ。場所はコルトレイクで、ブルージュからは車で30分ほど。車がないとたどり着けない。友だちの話ではこのところ予約がすごく取りにくいとか)の料理を思い出す...
プレステージはヴァン・ムーランと同じく軽食もできるパン屋さん/ティールームである。ここは観光客も多くざわざわしている...
夕食は義理両親宅と、友人宅
ケンピンスキ・ホテルのバア
ロックフォール
ビストロ・レイモンド
ケンピンスキ・ホテルではバアで軽食が食べられる。飲みながら少し食べるのが好きなわたしはいいホテルのバア・メニューが好きなのだ。内装はもっと改良できると思うと残念だが、居心地はとてもよく、週末の午後のお茶の時間は宿泊客よりも地元の人で賑わう(ケンピンスキホテルのレストラン・マニュスクリプトは今年から来年にかけて改装してビストロになるそうだ)。
ロックフォールもビストロ/レストラン系...モダン。何を食べてもおいしいし、いつも目新しいメニューがあってわくわくするし、行って楽しい。ここもバア・メニューが充実している。
ビストロ・レイモンドはその名の通りビストロで、地元料理やそのアレンジが食べられる。内装もクラシック。外食産業関係者にも好評なマルクト広場近くの店。遅くまで営業しているし便利。
昼と夜の回数が合わないのはブラッセルで食べたり、遅い昼がワインバアエストやケンピンスキのバアのおつまみだったりしたから...
ワインバアはおつまみ系、サラダなど軽食もある。
残念なこと。
アカデミのケーキが食べられなかった。ダイエット中という事情もあり、わざわざテイク・アウトしなかったのだ。グラニー・スミスを薄切りにして飾ったりんごのタルト、雨にぬれる紫陽花の様で工芸品のように美しかった...
同じくダイエット中だったためカルメリットは今回は止めておいた。料理はともかく、カルメリットに行くならば最初から終わりまで飲めなければつまらないからだ。次回は体重をしっかり落として必ず行きたい。
夫はムール貝を食べたがっていたが、天然物は季節はずれなので止めておいた(養殖物は一年中食べられる)。ムール貝のお店はこちらで紹介しています。
わたしが食べられなかったのはマーチェス(にしんの酢漬け)。滞在中に新聞に「新マーチェスの第一弾がオランダで出荷された」と載ったタイミングだったのだ。来月はマイ・しょうゆを持参して玉ねぎのみじんぎりをこれでもかと載せて食べたい!
後、マーケットの屋台のフリッツ(ポテトフライ)とカーペ・ディアムのブラッセル・ワッフルが食べられたら最高。
ヴァン・ムーラン(Van Mullen)
メルベイユ(Merveilleux)
サン・クラバット(Sans Cravate)
プレステージ(Prestige)
ケンピンスキ・ホテルのアトリエ(Atlier@Kempinski)
ロックフォール(Rockfort)
ブラッセリー・レイモンド(Brasserie Raymond)
アカデミ(Academie)
カルメリット(Karmeliet)
カーペ・ディアム(Carpe Diem)
おまけ。新しくできたバア。よかったです。グロート・ヴランデレン(Groot Vlaanderen) Vlamingstraat 94
今週余力があれば雑貨屋さんシリーズをいたします。
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palmier @ van mullem

わたしは甘いものはそれほど好きではないが、これは朝ご飯前に紅茶と一緒に食べたい!
湿気るのを恐れてたくさんは買いだめできず、今朝最後のひとつを娘に奪われてしまった。
ああ、ブルージュの味が...
他にもヴァン・ムーランのピストレ。
ピストレはフランスパンに似た生地を直径8、9センチの丸形に形成した軽いパンだ。外側は薄く香ばしくどこまでもパリッとカリッと、内側はふわふわで密度が高すぎても低すぎてもいけない...
2日目の朝、いそいそと出かけて行って koffie verkeerd(コーヒーよりもミルクが多いから「間違ったコーヒー」つまりカフェ・オレのこと)と一緒に3つも食べた。パンそのものがおいしので何もつけなくても噛めば噛むほど旨味が楽しめるのである。
ヴァン・ムーランと言えば、クロワッサン系のパンも抜群においしい。フィユテ生地には湿度が深く関係するようで、特に晴れて乾燥した日は最高に美味い。こういうパン自体を楽しめる食べ物屋さん、英国にはないなあ...
ケーキは取り立てて誉めるほどでもないが、ピストレ、クロワッサン系のパンやチェリーのパイ、すもものパイなどのシンプルなパート・フィユテ系はほんとうにおすすめなのでぜひぜひ。
そしてこの季節はテラスで。
Van Mullem
Vlamingstraat 56
パン屋にしては定休が月火、またまとまった休みも多いので注意。
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hertog jan
ブルージュのレストラン、Hertog Jan (ヤン男爵の意)がミシュラン3つ星を獲得した。
De Karmeliete ほどではないが、わたしも何度か行った。
この店のモットー、"simplicity is not simple" は、皿の中にブランクーシの「無限柱」を想起させる。
ベルギーには3件の3つ星レストランがあり、すべてがフランダース地方にある。そのうち2件がブルージュ(ここと De Karmeliete )、もう一件がコルトレイク近郊 Hof Van Cleve だ。
これはいったい何を意味するのだろう。
(例えば首都ブラッセルは1つ星がとてもたくさんある街だ)。
ブルージュという人口2万人の、端から端まで歩いて行ける地方都市にミシュラン3つ星が2件。
特別富裕層が多いわけでもなく、おしゃれでもなく、活気があるわけでもなく、大企業があるわけでもなく、でも控えめな文化遺産が豊かで街自体が抜群に美しい小さい街。
しかも、Hof Van Cleve は車でないといけないが、ブルージュの2件は街の中にある。
Karmeriete はマルクト広場からブルグ広場を抜けて一本道( Hoogestraat/Langestraat )を歩いて行ったところだし、Hertog Jan はマルクト広場からザンド広場に向かい一本道( Smedenstraat )を抜け、運河にかかる市門をくぐったところ(つまりブルージュのリングを出たところすぐ)だ。
食後、街をそぞろ歩いて帰宅できるとはなんと素敵なことだったか!
これはブルージュは余裕でわたしが永住したい街の条件をクリアしていると言うことである...
なぜブルージュを離れてしまったのだろう。
なーんて。
食はやはり大陸にあり、ですな。食に対する欲望の度合いが英国とは違う。
ベルギーの方、次回はここでオフ会しましょう。
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