もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

妻の闘病記 21

2011-04-29 12:33:28 | Weblog
  昨日の午後は東(海)よりの強い風邪が吹き荒れた。
 福島原発からの放射性物質はどこへどこまで飛んで言っただろう?
 安全だと思っていたところも危ないぞ!<emoji code="a004" />

 と思いながら妻の病院へ向かった。
 妻は腰ベルトをつけられたまま仰向けになっていた。
 もごもごと口を動かすが、うまく聞き取れない。

 口を大きく開けてゆっくり話してと頼むと、小生の手をはたいて怒り出す。
 やっと、起こしてくれということ?と確かめると「うん」とうなずく。
 入れ歯は口に入っていなかった。入れ歯入れを見ると入ったままだった。
  
 ベッドを起こしてやってもうまく座れない。
 腰ベルトを外せば自分で起き上がれそうなのだが、勝手に外せない。
 看護師を捜しても、走り回っていて呼び止めることがはばかられる。

 3時を過ぎて午後の検診。
 どこか痛いところは?と訊かれると「ある」と言う。どこかは不明。
 様子を見ていると、不自然な姿勢からじゃないかと口を出すと直してくれて解決。

 体温、血圧と測って目の検査。
 ライトを当てて左目は異常なし、右目は眩しいですねと終わろうとしたので「見える?」と看護師に人差し指を出して促す。

 彼女は察して「見えますか」と指を示す。
 妻は「見えない」と答えた<emoji code="a004" />
 やっぱり・・・想定内のことだけど、確認するのは恐いこと。

 看護師に「眼科の治療をやってほしい」と頼む。(どうして治療しないのかと疑問だった) また、気分転換に車イスで散歩させられないかと訊くと、「先輩にききます」と言う・
 この日の看護師はまだ配置されて間もない若い人。

 持ってきた妻のめがねをはめようとしたら、あれれ事故で掛け金ぶぶんが曲がっている。
 購入した店で直してもらうからと店名を訊くと、ジャスコの〇〇と答えるが今はない。
 (ま、どこででも直してもらえるだろう。)

 そこから、どうして曲がったのかという話から、なぜ入院しているのかを説明した。
 これまで、いつ知らせたらいいのか迷っていたのだが、驚きながらも冷静に聞いていた。

 そこへ、2人の看護師が車イスを持ってきて「このフロアだけで散歩していいですよ」と許可してくれた。
 妻は介助なしで立って、車イスまで歩いて座ることができた<emoji code="a006" />
 
 だから、ベッドから降りたがっていたのだ。
 見た目よりも回復してきているのかもしれない<emoji code="a001" />