もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

我家の周りは貝塚がいっぱい

2009-02-08 13:02:17 | Weblog
 青空から風花が舞ってくる。
 蔵王の連峰は雪雲で見えない。

 我家から300m足らず離れた所に貝塚がある。
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 冬は草が枯れ、霜柱で浮き上がった貝殻が点々と目立つ。
 ほとんどがシジミ。
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 「深町貝塚」と呼ばれている。
 縄文前期から中期にかけてのだから3・4000年前か?

 近くの岩(凝灰岩)に四角の穴がある。
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 しかし、これは昭和に入って貯蔵穴として掘られたもののようだ。

 縄文のころ、この辺は遠浅の海で、今も流れている数本の小さな川から淡水が流入し、土砂が運ばれ、シジミが繁殖するのにとてもいい環境(ガタ(潟)の混ざった)だったと思う。
 この上は、手のひらでなでたようななだらかな台地。
 今は畑になっているが、当時はたて穴住居が並ぶ小さな集落があったのだろう。
 
 この周辺の南面には、縄文から弥生にかけての遺跡が多く、交流も活発に行なわれたことだろう。
 土器や石器のほかイノシシやシカの骨も出土する。
 中には上川名貝塚のように指標になっているものもある。

 我家の裏は、当時の海食涯である。