先日、骨董屋のMさんの工房を訪問しました。
この前は、貫禄のあるドイツ製の古い写真機を見せてもらいましたが、今回は、

昭和10年台に作られたというオルガンを見せてもらいました。
巾1メートルくらいの、かわいいけれど重量感のあるオルガンです。

「MINAMI ORGAN」と記されています。
古色に包まれていましたが、中の鍵盤には汚れや色あせはほとんどありませんでした。
とても大事に使われていたのでしょう。
裏も見せてもらいました。

とても丁寧な仕上げになっていました。
でも現状では、音はでないのだそうです。ふいごの所に穴が開いているようだとのこと。
このオルガン、両側に、耳のような円い皿が付いているのです。
質問すると、教会で使われていたようで、円い皿に燭台を乗せて演奏していたそうです。
どんな教会で、どんな人が弾き、どんな人たちが歌い、どんな賛美歌の音色が響いていたのだろうと想像すると、オルガンの周りにあたたかい光景が浮かんでくるようでした。
今、学校などで使われているオルガンは、キーボードに取って代わっているのでしょうか。
いろんな音を出す機能は付いていますが、温かみのある音は期待できません。
作るのも人、弾くのも人、歌うのも人、聴くのも人、感動するのも人、この人の輪で、響き合うのですね。
この前は、貫禄のあるドイツ製の古い写真機を見せてもらいましたが、今回は、

昭和10年台に作られたというオルガンを見せてもらいました。
巾1メートルくらいの、かわいいけれど重量感のあるオルガンです。

「MINAMI ORGAN」と記されています。
古色に包まれていましたが、中の鍵盤には汚れや色あせはほとんどありませんでした。
とても大事に使われていたのでしょう。
裏も見せてもらいました。

とても丁寧な仕上げになっていました。
でも現状では、音はでないのだそうです。ふいごの所に穴が開いているようだとのこと。
このオルガン、両側に、耳のような円い皿が付いているのです。
質問すると、教会で使われていたようで、円い皿に燭台を乗せて演奏していたそうです。
どんな教会で、どんな人が弾き、どんな人たちが歌い、どんな賛美歌の音色が響いていたのだろうと想像すると、オルガンの周りにあたたかい光景が浮かんでくるようでした。
今、学校などで使われているオルガンは、キーボードに取って代わっているのでしょうか。
いろんな音を出す機能は付いていますが、温かみのある音は期待できません。
作るのも人、弾くのも人、歌うのも人、聴くのも人、感動するのも人、この人の輪で、響き合うのですね。