goo blog サービス終了のお知らせ 

もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

肥後もっこすの“ひが目”

2008-11-03 19:23:31 | Weblog
 今日は文化の日。
 
 文化勲章の親授式がテレビニュースで流れた。
 ノーベル賞受賞者3人に小澤征爾・田辺聖子・ドナルド・キーン氏ら8人。
 そして、文化功労者に金子兜汰氏ら16人と秋の褒章には、あの西田敏行氏ら761人と28団体が選ばれて、オメデトウ!
 
 みなさん、すばらしい業績をあげた人たちだから賞されてごもっとも。
 でもこの時期になると、いつも「でも・・・」と言いたくなるのだ。

 科学も芸術も社会運動もスポーツも、天皇のためにやっているのではなかろう。
 苦しんでいる人のため、楽しむ人のため、それが自分のためであれ他人のためであれ、特別な社会=政治の事情がなければ権力者=天皇のために活動するのではないと思うのだ。
 人として、平等であってほしいのだ。

 ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏のように固辞されると“かっこいい”とおもう。
 これだけの人たちだもの、一人や二人いても良さそうな気もするのだが・・・
 権力者から賞される勲章や褒章には、みなさん弱いらしい。
 賞賛の仕方を変えたらどうなのだろう。位のない賞賛を(金・銀・銅などではない)など。

 もしオレだったら、さりげなく断ろうと思うのだが、その機会はありえない。アハハハ・・・
 これは、東北の肥後もっこすのひが目
 読み流していただきたい。

「無保険」の中学生以下の子どもが3万2千9百3人も!

2008-11-03 14:02:16 | Weblog
 朝からどんより曇っている。
 こんな日は、少し立ち止まってみる。

 小生の周りには、国民健康保険料が払えなくて“短期保険証”や“資格証明書”を発行されている人たちがいる。
 10月30日、保険証を取り上げられ「無保険」状態に置かれている中学生以下の子どもが、全国で3万2千9百3人もいると、厚生労働省の初めての全国調査で分かった。

 “無保険”だと、子どもが病気やけがをして治療にいけば、窓口で一旦全額自己負担となる。
 保険料が払えない家庭では、少々の風邪や腹痛では我慢させてしまう辛い選択に追い込まれるだろう。先日の夜、車に乗せたあの母親のことなどなど頭をよぎる。
 
 保険料滞納世帯は約3百85万世帯(加入全世帯の18.5%にも上る)。
 その中の約33万世帯が保険証を取り上げられ、うち約1万8千世帯に中学生以下の子どもがいるという。東北6件でも2千133人がいる。
 (こんなに増えたのは、1997年の国保法改悪で発行が市区町村に義務づけられたため)
 ※この調査は18歳以下を対象にすべきだったと思う。

 先日、麻生内閣は見えみえの選挙めあての「給付金」という餌をぶら下げてきた。
 全世帯に一回きりの。
 そして、3年後には消費税の増税というおまけ付き。
 
 その「給付金」で、国保証の取り上げを止め、国保料を少しでも下げた方がよほど喜ばれよう。
 9年前にも選挙めあてに公明主導で「地域振興券」を配られたが、地域の活性化には役に立たなかったのだ。
 
 自公政権も“安心・安全”を謳い文句にしているが、実の伴わない文句だけでは国民の苦しみを拭い取ることはできない。
 憲法25条には、生存権を保障すると謳ってある。その真の意味をしっかり捉えてほしいのだ。