もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

“おはまやさん”

2008-11-25 17:34:54 | Weblog
 我家の周りの里山では初積雪。
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午前中には雑木の林が燃え解けてしまいました。

 午後は晴れて、おだやかな夕暮れとなりました。
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 日が沈んだこの里山は“羽山”(はやま)。地元では“おはやまさん”と呼ばれています。
 頂上の木立の中に“羽山神社”の社があるので敬って呼ばれているのです。

 参道の上り口には、数本のユズがあり、元朝参りの人たちにユズ湯がふるまわれていたそうですが、遠い昔のことになってしまったようです。
 お祭りも盛んだったのでしょうが、今や“おはやまさん”と耳にすることもめったにありません。
 
 若いころは、意識することなくゆっくり過ぎていたと思った時間でしたが、振り返ってみると昔のにぎわいが遠くかすんでしまうのです。
 住民の喜びも悲しみも苦しみも響きあっていたのが、自己(孤独)の中に包み込まれてしまったのです。

 今、元ラーメン屋のSさんから
 『おら、いま病院さいる。心筋梗塞で手術して、さっきチューブが外れたから電話したんだ。』
 という電話。10日ほど前に会った時は、元気で冗談を言っていたのに・・・
 遠くかすまないでよかった。