我家の周りの里山では初積雪。
午前中には雑木の林が燃え解けてしまいました。
午後は晴れて、おだやかな夕暮れとなりました。
日が沈んだこの里山は“羽山”(はやま)。地元では“おはやまさん”と呼ばれています。
頂上の木立の中に“羽山神社”の社があるので敬って呼ばれているのです。
参道の上り口には、数本のユズがあり、元朝参りの人たちにユズ湯がふるまわれていたそうですが、遠い昔のことになってしまったようです。
お祭りも盛んだったのでしょうが、今や“おはやまさん”と耳にすることもめったにありません。
若いころは、意識することなくゆっくり過ぎていたと思った時間でしたが、振り返ってみると昔のにぎわいが遠くかすんでしまうのです。
住民の喜びも悲しみも苦しみも響きあっていたのが、自己(孤独)の中に包み込まれてしまったのです。
今、元ラーメン屋のSさんから
『おら、いま病院さいる。心筋梗塞で手術して、さっきチューブが外れたから電話したんだ。』
という電話。10日ほど前に会った時は、元気で冗談を言っていたのに・・・
遠くかすまないでよかった。
午前中には雑木の林が燃え解けてしまいました。
午後は晴れて、おだやかな夕暮れとなりました。
日が沈んだこの里山は“羽山”(はやま)。地元では“おはやまさん”と呼ばれています。
頂上の木立の中に“羽山神社”の社があるので敬って呼ばれているのです。
参道の上り口には、数本のユズがあり、元朝参りの人たちにユズ湯がふるまわれていたそうですが、遠い昔のことになってしまったようです。
お祭りも盛んだったのでしょうが、今や“おはやまさん”と耳にすることもめったにありません。
若いころは、意識することなくゆっくり過ぎていたと思った時間でしたが、振り返ってみると昔のにぎわいが遠くかすんでしまうのです。
住民の喜びも悲しみも苦しみも響きあっていたのが、自己(孤独)の中に包み込まれてしまったのです。
今、元ラーメン屋のSさんから
『おら、いま病院さいる。心筋梗塞で手術して、さっきチューブが外れたから電話したんだ。』
という電話。10日ほど前に会った時は、元気で冗談を言っていたのに・・・
遠くかすまないでよかった。