silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

もうひとつ、ACCORD試験関連の話題(昨日の続き)

2011年07月06日 00時02分13秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
ACCORDを振り返ってみての、血糖コントロールのターゲットはどうすべきか?というシンポジウム。
HbA1cの値はもちろんNGSP値。混乱するといけないので参考までに現在の暫定的な日本の値(JDS値)もカッコ内に書き添えておきます。
出典→71回ADAのプログラムに飛びます
ピンクのカラムの04:30PM-6:30PMの『Post-ACCORD ― Is Glycemia a Moving Target? Defining and Individualizing Glucose Targets』。

Yehuda Handelsman(米カリフォルニア人):<6.5%以下(6.1%以下)
John B. Buse医師(米ノースカロライナ人):<7.0%(6.6%以下)
Patrick J. O'Connor(米イリノイ人):<8.0%(7.6%以下)
でも後ろ二人とも『とはいえ個別に設定することが大事』とフォローは忘れていない。

この西海岸人、中央部人、東海岸人たちの主張はさまざまですが、カリフォルニア人のいうように、若年で合併症のない人にはHbA1c6.0%(JDS5.6%)を目指すのもありというのも、その通り!だと思いますし、罹病期間が長く合併症の多い方にはインスリン使用による低血糖を防ぐため高めに設定というイリノイ人の主張も分かります。

しかし。。。これらは今後、DPP-4阻害剤やGLP-1作動薬がメインになり低血糖が減れば“糖尿病旧時代”のディスカッションと言われるかも知れません。
また今後、尿細管でのグルコースの再吸収を抑制するSGLT2(sodium-glucose cotransporter-2:ナトリウム糖共輸送体2)阻害剤であるダパグリフロジン(dapagliflozin)の登場や(発癌性の問題はどうなったのだろう?)、SIRT1(silent mating type information regulation 2 homolog:サーチュイン)…あ、いや、こっちは難しすぎて分かりません(~_~;)→京大病院/糖尿病・栄養内科の小倉雅仁先生~!教えてちょんまげm(__)m
。。。まあこういったお薬が出てきて、低血糖の発現なくHbA1cを正常域に持っていける時代がきたら、随分と血糖コントロール目標のディカッションは変わってくるだろうな、と思うのです。
いずれにせよ、いま手元に無いものをどうこう騒いでも仕方ないです。
というより、せっかく両手に強力な武器(DPP-4阻害剤とGLP-1作動薬)を持っているので、まずそれを活用しなければ。
武器をどう使うかは、使う人によって有効さが違ってきます。
黒田官兵衛さんと竹中半兵衛さん。なんでも武器にしてしまう(?)ふたりの能力が欲しい。。。のか?あれ?

※KOEIさん、カプコムさん両方に配慮いたしましたm(__)m
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