silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

颱風の自転車

2011年07月19日 01時24分16秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック

2011年7月18日、海の日。
昨日とは打って変わって朝から雨。でもクロモリMTBのカンチブレーキ換装終了したということで、VIGOREから走りに行きました。
静原から江文峠を越して大原へ。小出石で左折して前ヶ畑を越して百井へ。
そこで中休止を取り百井峠から鞍馬へというルートでした。
最初から上だけ雨具(ヴァーサライトジャケット)を着てるので少々消耗しましたが、気持ちのよい雨の中の半日でした。
今回カンチブレーキをテスタッチからシマノに変更。セミアップハンドルをアップハンドルに。おまけで最近お気に入りの干し梅+洗濯バサミ(開けたら閉まらないタイプのスナック菓子なので)。


さて百井です。前ヶ畑峠の登りはきついのですが、途中でカブのお兄さんに声をかけてもらってりしてるうちに到着。
いつ来ても素敵な場所です。


ここには以前民宿『つる屋』が営業していましたね。老ご夫婦はお元気そうです。いつかは泊まりたいなあと思っていましたが果たせませんでした。


三叉路にある廃屋ふうの建物は嘗て食料品店でした。
40年ばかし昔、ハイカーの私たち(中学生)はここで冷たい飲み物を買うのが楽しみでした。今も色あせたファンタの看板が掲げてありますよ。
時の流れは感傷的です。
ここは相変わらず携帯電話圏外です。

雨の中MTBを路上に置き、お握りを食べながらしばし呆然とします。
この年月で日本人は莨(たばこ)を吸わなく(喫まなく)なったな。
ハンバーガー、コンビニ、ファミレスがたくさん出来たな。
そして運動は日常的でなくなり、フィットネスなサイクリングやランニングが増えたな。スキーだって牧歌的な雰囲気は消えつつある。
それが私たちにとってどうなんだろう。

もちろんこれは米国の影響が大きいのでしょう。そしてそれが快適だからなのでしょう。
それでいいのかなあと思いながらも、そのようになったのは理由があるしどうこう考えても仕方ないのも分かってる。
でも。。。なんだか日本人は何かを忘れてしまっている。それは自分だってそうだ。
雨の山の中をサイクリングしていると、いつもは忘れているそういうことがふっと思い浮かんでくる。

健康だってそうだよね。
たくさん新しい薬が出てきて治療法が出てきて、それはもちろんふだんの自分だってそうで、DPP-4阻害剤だのARBだの必死になってああでもないこうでもないと考えてる。
いろいろ進歩し、予防的な医療も必要で人生のQOLが問われている。
HR(ハザードリスク)の数ポイントで、喫煙や食事や運動があれこれ言われているけれども、どうだかな?とも思ってしまいます。
でも、、、今の日本人は、たとえば40年前の日本人に比べて幸せ(の定義はエポケーしておいて)なんだろうか。
そっと生まれて、そっと死ぬのはそんなに悪いことなのだろうか。
なにか豊潤な人生が最高の目的で、死はその最も遠いところにあると信じている現代の私たちは何かを忘れているかなと思うけど、気のせいかもしれない。
べつだん現代へのアンチテーゼではないです。

ひとりで山の中に入ると、何100年前も今も人間ってたぶん何も変わってないんじゃないかな、と思うことがあるだけです。
ふだんに戻ると、やはりEBMを大切にし、今出来ることに没頭するしか出来ない自分がいるのですね。
コメント (2)
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