silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

DPP-4阻害薬(剤)の次の一手

2011年07月13日 00時26分51秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
さあ、シタグリプチンもビルダグリプチンもアログリプチンも一年経過しました。
秋には胆汁排泄型のリナグリプチンでしょうか。
サキサグリプチン、デナグリプチンまでは手が回りません(@_@)

さてと本題。
今迄はコントロール不良例のSU剤投与している方への上乗せ例が多かったと思います。
もちろん新規投与や、低血糖頻発例からの切り替えも多かったでしょうが、これからはファーストチョイスでDPP-4阻害剤を使用し、さてもう少し血糖コントロールを改善したいというケースが増えると思います。そんなときどうしますか?
や、別に正解を知っている訳ではないのですが(この際保険適応はエポケー*して)肥満例にはメトホルミン(欧州では合剤のEucreasとかありますよね)でいいとしてそうでない人には?
低容量SU剤ですか?まあ妥当だとは思います。しかし何となく逆戻りしているような気がします。
実は昨年(2010年)のメディカルトリビューンプロで京都大学の稲垣暢也教授が『効果持続時間の長いSU剤に比べると、グリニドは夜間空腹時までの影響は少ないので、注意は必要だが一考の余地はある』と述べられています。
その後α-GIとの組み合わせが低血糖の心配がないので、そちらも勧めておられますがグリニドに比べると血糖降下作用は弱いのでどんなものかな?と思います。
とは云え余りに敏感なグリニドは、いままでDPP-4阻害剤のルーズな服用に慣れた方には使いにくいかもしれない。食事時間の長い方とか。となるとちょっと立ち上がりが遅くて、効き目もちょい長くて夜間空腹時までは及ばないタイプのものが、、、え~っと。
ナテグリニド、ミチグリニド、、、おっとレパグリニドいいんじゃないか?シュアポストか~。
うむ、それでどうでしょう。
また少し落としたいだけなら、各食前でなく、ビッグミール(大概夕食)前のみの一回投与は非常に有効だと思います。
言ってみればインスリンの時効型+超即効1回追加打ちみたいな感じですね。
短時間でピリリと効くが、孫尚香みたいに忙しいキャラじゃくなくて、もうちょっと落ち着いた晋の王元姫をイメージキャラとしてみました。
(まあ萌えキャラではあるんですケド。。。)

*エポケー(epokhế):フッサールの現象学的に言えばカッコに入れる=判断の保留

コメント
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