ふと、図書館で手にした「黄色い雨」という本を借りて読んでみました。
スペイン人のフリオ・リャマサーレスという人が書いた
小説ですが素晴らしかったです。
死人の視線から廃墟となっていく村を描く。
途中で、え? 死んだ人が書いていたのか、、と気付かされます。
本の最後の解説に、ブッツァーティという
イタリア人も同じような世界を描く小説家で
カフカ的で面白いと書いてあったので、
「タタール人の砂漠」「七人の使者」を読みました。
「タタール人の砂漠」は、もうほとんど機能していない砦で
来もしない敵に対して、見張りを何十年も続けるという話。
「七人の使者」は短編集ですが、特に面白かったのは
「七階」という小説。
ある病気で、ある病院に入院することになった主人公。
その病院は、病気の重度によって
階が分かれていて、七階がもっとも軽度で
一階が死の淵にある重病人のフロア。
最初は七階に入院するも、徐々に階が下がっていく話。
七階に入院していた時は、看護師から「新しい母娘が入院して
病床が足りなくなったので、下の六階へ行って」と頼まれるが、
次第に「治療するには、もっと腕のいい医者のいる
下の階の方が安心でしょう」とかなんとか説き伏せられて、下の階へ。
そして、いろんな理由を言われて、最後は1階まで行ってしまう。
久しぶりに、面白かったです。
スペイン人のフリオ・リャマサーレスという人が書いた
小説ですが素晴らしかったです。
死人の視線から廃墟となっていく村を描く。
途中で、え? 死んだ人が書いていたのか、、と気付かされます。
本の最後の解説に、ブッツァーティという
イタリア人も同じような世界を描く小説家で
カフカ的で面白いと書いてあったので、
「タタール人の砂漠」「七人の使者」を読みました。
「タタール人の砂漠」は、もうほとんど機能していない砦で
来もしない敵に対して、見張りを何十年も続けるという話。
「七人の使者」は短編集ですが、特に面白かったのは
「七階」という小説。
ある病気で、ある病院に入院することになった主人公。
その病院は、病気の重度によって
階が分かれていて、七階がもっとも軽度で
一階が死の淵にある重病人のフロア。
最初は七階に入院するも、徐々に階が下がっていく話。
七階に入院していた時は、看護師から「新しい母娘が入院して
病床が足りなくなったので、下の六階へ行って」と頼まれるが、
次第に「治療するには、もっと腕のいい医者のいる
下の階の方が安心でしょう」とかなんとか説き伏せられて、下の階へ。
そして、いろんな理由を言われて、最後は1階まで行ってしまう。
久しぶりに、面白かったです。