ボイシー日記

手がふさがっていては、新しいものは掴めない。

天龍村帰り。

2010-08-18 17:46:17 | 出来事
今週、帰省してきました。
東京より涼しいと思ったら大間違い。
きのうは最高気温36,3度。溶けるー!
しかも、家にはエアコンが付いてないので
ひたすら耐えるしかありませんでした。
そして窓を開けていると、
部屋のなかをオニヤンマが通り過ぎたり
夜は遠くでアオバズクらしき鳴き声が聞こえます。
自然はすばらしい!と実感しました。

ところで、我が家の庭には小さな池があります。
オイラが子供の頃は、夏になると
庭の池に入ったりして遊んでいましたが
もう30年以上もたつと、その周りにツツジが勢力を延ばして
完全に池をふさいでいました。
そこで一念発起して、炎天下、一気に刈りました。

知人が枝切機を駆使してバリバリとなぎ倒し、
端から一輪車で片付けます。
するとどうでしょう、(劇的ビフォーアフターみたいに)
懐かしい池が現れました。
作業中は、大きなトノサマガエルがあわてて飛び込んだり
泥の中を、なにかがあわてて、移動したり・・・。
仕上げに、底にたまった泥をさらい、
盆祭りの金魚すくいでわけてもらった
100匹ほどの金魚を入れました。

また花火大会も、久しぶりに見ることができました。
3分に一度くらいの間隔で上がり、
江戸時代のようにのんびりした花火大会です。
毎年、進歩せず、これはこれで、とても癒される時間でした。

〈写真 Beforeツツジ/Afterツツジ/湧き水が注ぎ込む池
一発上げが多い天龍村夏祭りの花火大会/飯田線の鈍行列車119系〉

天龍村のアオバズク
http://www.youtube.com/watch?v=ehbuoDQBL6Q

つつじ前.jpgつつじ後.jpg池.jpg0815花火.jpg飯田線鈍行.jpg
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五味川純平「人間の條件」。

2010-08-11 13:34:39 | 
五味川純平の「人間の條件〈第一部~第六部〉」を読んだ。
なんでも当時1.300万部を超えるベストセラーだったとか。
読みやすく、主人公とともに歩み生きているような感覚で読めた。
戦争という極限状況で、どこまでが人間でありえて、
どこからが人間以下(?)となってしまうのか。
誰もが戦争下では、人間性を失ってしまう。人間でなくなってしまう。
そんな戦争の愚かさがわかる一冊だ。

主人公の梶は、招集免除という条件で、
満州の鉱山で中国人たちの労務管理をする仕事に就く。
現場では中国人に対して理不尽なことが数多く行われるなか、
ヒューマニストとまわりからみられている梶が
ひとり正義を貫こうとするが、組織の中で正義を貫き通すことは厳しい。
そして、中国人たちの逃亡に加担したとして、
招集免除は反故にされ軍隊へ招集されていく。

軍隊では、初等兵としていじめられ、しごきを受け
白いものも、上官が黒といえば黒となる不条理な世界で生きていく。
途中、演習中などに仲間が逃走したり自殺したりする。
やがてソ連国境からソ連軍が攻撃を開始し、部隊は全滅するも
梶をはじめとする数人は、敗残兵として南満州をめざして逃走する。
その途中では、梶も生きていくために、殺人などさまざまなことをしてしまう。

そして、ソ連軍の捕虜となり使役につくも、
かつて妻美千子と暮らした鉱山の町へ、
妻が待っているだろうという思いだけで逃走をする。
帰巣本能ならぬ帰妻本能か。
死が間近にせまったとき、
その先に愛する人が待っているということだけで、
人間はなお生きていける力をもらえる。

最後の解説には、梶が教えているのは
「ほんのちょっとした勇気をもつ」ことだとある。
これはおかしい、どこか変だと思った時、
すぐに行動に移すことは、とてもむずかしい。
長いものに巻かれることが、ときにラクなこともある。
しかし、そこで勇気を持って一言発する、
行動を起こすことが、少しでも大切なのかもしれない。
これは、戦時下でも、平和な現代でも、同じことなんだと思った。

上海リル/川畑文子
http://www.youtube.com/watch?v=tg17u_l9gY8
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動物もぐったり、多摩動物公園。

2010-08-08 13:25:33 | 出来事
きのうは、多摩モノレールに乗り、多摩動物公園へ行ってみた。
広い敷地には、豊富な樹木が繁り動物の臭いが漂っている。
アジア、オーストラリアゾーンを中心にまわってみた。

しかしこの暑さで、どの動物たちもぐったり気味。
日陰にデレーンと寝そべったりしている。
カンガルーも片肘をついて、休んでいた。
そのなかで、オオカミだけは、餌の奪い合いに忙しく立ち回り、
牙をむいて吠えたりしていました。

アムールトラの赤ちゃんが3匹生まれたという看板がでていたので
行ったみたけど檻のなかにはおらず、がっかり。
ただアムールトラ舎の中の臭いが強烈で、
出てからもしばらく鼻についていた。

ビッグサイズの動物たちはみんな人気だったが
個人的には白黒のマレーバクや、
コアラ館にいた、ガマグチヨタカなどに親しみを覚えた。

〈写真 公園入り口/アジアゾウ/水牛/アムールトラ/コアラ/多摩モノレール〉

入り口.jpgゾウ.jpg水牛.jpgトラ.jpgコアラ.jpg多摩モノ.jpg
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遠い夏のプール。

2010-08-05 11:05:36 | 独り言
小金井公園のなかにあるスポーツ施設に
プールがあるというので行ってみた。
平日の午後4時頃から1時間だけ泳いでみた。
もう何年ぶりぐらいか。
平日なので、人も疎らだった。

いまのプールは、昔のプールのように
塩素の匂いもあまり強くないようで、
眼もそんなに痛くならなかった。
バタ足と平泳ぎで、けっこう疲れた。

ところで、プールからあがり、適度な疲労感と
身体がどこか熱ぼったい感じは忘れていた感覚だ。
遠い夏の日の記憶がよみがえってきた。

Season/フィッシュマンズ
http://www.youtube.com/watch?v=XRg-3tnKfJQ&feature=related
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