ボイシー日記

手がふさがっていては、新しいものは掴めない。

小鯛の笹漬け。

2011-09-29 17:07:29 | 
某所から「小鯛の笹漬け」が届きました。
福井県小浜市の名産品。
清々しい杉の小樽に入っていました。

小鯛はやわらかな食感で、昆布出汁がきいて、
そのまま食べてもおしい、
わさび醤油で食べてもおいしい。

あっという間に、食べ終わりました。。。

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恐ろしいモノもある、ガス・ミュージアム。

2011-09-26 17:39:55 | 出来事
先日、近くにある「ガス・ミュージアム」に行ってきました。
明治時代にガス灯が誕生してから、
暮らしのいろいろなシーンにガスは使われてきましたが
そうしたガスの歴史や、現代に至るまでの
さまざまなガス器具を見てきました。

写真2は、明治時代に実際に使われていたガス灯の数々。
文明開化の雰囲気が伝わってきます。
(パリの街を照らしていたガス灯もありました。)
最初はガスに直接炎を灯もして照らしていましたが、
これでは暗いので、ガス灯のなかに、
ガスマントルという白熱する繊維を備え付けて明るさをアップしました。
ガス・ミュージアムの庭にもガス灯が灯っていました。

写真3は、ガスアイロン。ひぇ~!いま見ると恐ろしい!
アイロンにガス管が繋がっていてアイロンを熱くする仕組みだけど、
ガス管が外れるなどの事故が起きなかったのだろうかと不安になりました。

写真4は、ガスの自動販売機。
お金を入れると、何分間かガスが出て使用できる。。
いまでいえば、銭湯や旅館等にある
コイン式ドライヤーみたいな発想か。。。
これにガスコンロなどを家から持ってきてつないで
煮炊きしていたのかな?こんなの、初めて見ました。

写真5は食パン焼き器。
ガス七輪の4面に、トースター4枚を置いて焼き上げる。。
とても原始的ですが、こういうの、けっこう好きです。

写真6はガスオルガン。
なにそれ? 知りませんでした。ここまでやるか~という感じ!
鍵盤の前にガスが充填されたガラス管が付いています。
この中で炎が燃えるらしいのですが。。。
なんとも、恐ろしい雰囲気のオルガンでした。

〈写真 1/ガス・ミュージアム 2/ガス灯の展示コーナー 3/ガスアイロン 
4/ガスの自動販売機 5/食パン焼き器 6/ガスオルガン〉

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ヌーヴォ・ロマンの「消しゴム」「覗くひと」。

2011-09-22 13:34:50 | 
アラン・ロブ=グリエの「消しゴム(1953年)」と「覗くひと(1955年)」を読んだ。
ヌーヴォ・ロマンの先駆的作品。ヌーヴォ・ロマンとは、
それまで何世紀にもわたって書かれてきた伝統的な小説に対して、
新たな試みをしたということで、そう呼ばれた。

どこが新しかったというと、それまでのバルザックや
フローベール、ゾラなどの作品では
人間性や心理面など人間の内部を描いていたが、
アラン・ロブ=グリエの試みは、
〈表面の小説〉を築くのを目的としている。

登場人物の性格描写や心理描写などは省略し、
事実を積み重ねていく。それも、緻密に、幾何学的に。
ストーリー性にも、あまり重きをおかない。
一切を読者に委ねる。
風変わりで、新鮮な「客観的文学」と評された。
文章も、ドライな表現でかっこいい。

たしか、映画でみた「去年マリエンバートで」にも
「深い絨毯に足音は消され・・・」などぞくっとする表現があったが
今回読んだ2作品にも「視線は平行線のままで・・・」とか、
魅惑的な表現や幾何学的な表現が多い。
方眼紙の上に描かれた小説のようだ。

* * *

「消しゴム」は、政治的暗殺事件が起き、
被害者はかすり傷を負っただけにもかかわらず
翌朝の新聞では早々と殺人事件として報道される。
秘密警官ワラスは、事件の真相を探るが・・・。

読み進むうちに、だんだんとアラン・ロブ=グリエの
魔法にかけられたように、独特の世界に魅了される。
解説には、「本書は拳銃の一発と死との間に流れる24時間の、
つまり、弾丸が三、四メートル走るのに要した24時間の物語である」と書かれている。
発射された弾丸が、24時間かかって被害者にあたったのか?
犯行が行われた後の24時間のことが書かれているが、結末は見事だ。

「覗くひと」は、生まれ故郷の孤島へ腕時計を売りにきた
行商人マチアスが、一日のうちで持参してきた腕時計を
すべて売らなければと時間に追われて、
自転車を走らせて島の家々をまわる。
腕時計は00個あるから、1個あたり売るのに要する時間は00分だとか。。。
限られた時間、限られた空間で強迫観念にように
時計を売らなければと走り回り、ひとつの事件が起きる・・・。

ハードボイルド・ミステリーにもつながる
ヌーヴォ・ロマンのスタイリッシュな表現、とても勉強になった。
ほかの作家や作品も読んでみよう。
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きっちり250ccの、古奈屋カレーうどん。

2011-09-21 13:45:59 | 
近所のスーパーで目にした、古奈屋のカレーうどん。
巣鴨にある古奈屋には何度か行こうとしたけど、
うどん一杯で、ちょっとあの値段は、、、と断念してました。
で、先日、レトルトで食べてみました。
食べてみて、驚き!
スープがこんなにクリーミーでスパイシーだったとは!
また食べたくなる味です。2食入り398円。

作り方は、250ccのお水を鍋で沸かして、うどんを1分半茹でる。
その後、粉末スープを投入してさらに1分半煮込む。
しかし、作っていると、お湯が少なく感じて、
やや増やしてみました。
食べてみたら、サラリとして薄い感じだったので、
2回目は正確に250ccの水で茹でたら、
とろりとクリーミーに仕上がりました。
うーん、すばらしい!

ポイントは、お湯が少ないと思っても
きっちり250ccだけ入れること!
お湯の量に、これだけ厳密になったのは初めてでした。

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いろいろ試した、ゴーヤ炒め。

2011-09-16 12:28:19 | 
まだまだ残暑が厳しいので、ゴーヤを食べてますが
この夏、ゴーヤをいろいろなバリエーションで食べました。
はじめは、ゴーヤに豆腐、豚肉やスパムなどを
砂糖味噌で炒めていましたが
なんだか豆腐はいらないとか、
やはり玉子を炒めてみようと試しているうちに
オイラの定番ゴーヤ料理が完成しました。

まず玉子2個を軽くかきまぜて、
フライパンでふんわりする程度に炒めて取り出します。
そして、次にウインナーとゴーヤを炒め
ダシ汁と、鰹節のパック1袋を入れて炒めます。
いい香りがしてきたら、玉子を戻して、出来上がり。
ゴーヤ、ウインナー、玉子の3色が美しく
鰹節の風味が食欲をそそる
満足できる味に仕上がりました。

ちなみに味噌汁は茗荷と豆腐、
ポテトサラダも。

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倦怠のモデラート・カンタービレ。

2011-09-09 11:36:17 | 
マルグリット・デュラスの
「モデラート・カンタービレ」を読み、
映画化された「雨のしのび逢い」をみた。

DVD解説文より~~ 海辺の小さな町で工場長である夫と
一人息子とともに大邸宅に住むアンヌ・デバレード。
夫婦仲は冷えきり、幼い息子の世話だけが生きがいの彼女は、
空虚な心を抱えて日々を過ごしていた。
そんなある日、町で一人の男が愛する女を
絞殺するという事件が起きる。
それを目撃したアンヌは、事件の真相が気になって
再び現場となったカフェに足を運ぶ。
そこで彼女はショーヴァンという
若い工員と運命的な出会いを果たす。~~


アンヌの倦怠感がいい。
裕福な家庭環境なのに抑圧され自分らしく生きられない。
息子をピアノに通わせ、町のなかを散歩する日々。
家ではパーティが行われるが、まったく幸福感を味わえない。

アンヌは、カフェで起きた殺人事件について、
ショーヴァンにその理由をききたがった。
ショーヴァンは、男女の痴情のもつれであろうとか、
彼らは海岸の一軒家に住んでいたとか
女は男に殺してほしかったのだとか、想像のままに話す。
その会話が美しい。
そうして七晩、アンヌはカフェに通い続け、
ワインを飲みながらショーヴァンの話をきく。
映画では、フェリーに乗って島に渡ったりするが。。

ショーヴァンは、アンヌの主人が経営する工場の元従業員で、
以前からアンヌのことを知っていた。
邸宅の階段で主人と一緒に立っていたとき、
半分露出した胸元に木蓮の白い花を差していたとか、
邸宅には長い廊下があって、深夜になっても電燈が灯っていたとか、
スリリングな会話をする。

逢い引きを重ねるうちに、アンヌはショーヴァンを愛するようになる。
いまの暮らしから逃がれて、
最後には、あの殺人事件のようにショーヴァンに殺してほしかった。
あの二人が憧れだった。しかし、そんなうまくいかずに二人は別れる。
美しい短編だった。

映画のほうは、アンヌ役のジャンヌ・モローの演技はもちろん、
寂れた港町の雰囲気や、全編を通して流れるピアノ曲がいい。
しかしラストが好きではない。
静かに終わってほしかった。大げさすぎる。説明的すぎる。
イギリス人の監督だからか。
最後で、さざ波が立ったようだった。

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「源氏物語」@神保町シアター。

2011-09-01 10:47:31 | 音楽・映画
きのうは久しぶりに神保町へ行ってきました。
「昔日の客」を教えていただいたネット古書店の店主が
三省堂の古書市に出店しているということで、のぞいてきました。
そして、野呂邦暢の古書を2冊ほど購入。

その後、神保町シアターで「女流文学全集」を企画していたので
吉村公三郎監督の「源氏物語」を観てきました。
1951年の大映作品。16mmモノクロフィルム。
バチバチとフィルムの音がして、いまにも切れそうでした。
出演は、長谷川一夫、小暮実千代、
京マチ子、乙羽信子、大河内傳次郎など。

ところで紫式部の源氏物語、古典で習ったことは習ったけど
結局どんな物語だったのか
忘れてました、というか知りませんでした。
読むにしても、あの厚みは、
ちょっと軽く読んでみよう、という気になりません。
光源氏がプレイボーイという話は知ってましたが、
最後は落ち着くべきところに落ち着くのだと安心しました。
映画ではすべてを描写しているわけではないですが
ざっくりとわかって、よかったです。

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