山羊のひとり言

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愛と悲しみの旅路

2018-02-07 15:06:43 | 映画
村上龍の「オールド・テロリスト」に、アラン・パーカー監督の「愛と悲しみの旅路」が描かれています。第二次世界大戦中の、米国日系人の受難を描いた作品です。
同系の話である「ヒマラヤ杉に降る雪」の存在は知っていましたが、この作品は知りませんでした。「オールド・テロリスト」の中でも触れられていますが、本来は、日本人が作らなければならない作品。「愛と悲しみの旅路」も「ヒマラヤ杉に降る雪」も、アメリカ人による作品。自らの過ちを、自らが映画化出来る。その底力に驚かされます。我々日本人は、反省すべき過去でも肯定する方向に走りがちで、前向きに見ない傾向があるように感じます。反省しなければ。
ちなみに、この作品の中では、「雨に咲く花」という日本の歌謡曲が使われているそうです。母たちの好きだった曲なので、どういうふうに扱われているのか、この映画を観たくなりました。