「柿の種」を読んでいて、何か不思議な印象を受ける理由を、ひとつ気が付きました。この「柿の種」は、まさに、今で言う「ブログ」なのです。寺田寅彦という人は、先見の明があった人ですが、このブログも先取りしていた、ということになります。元々は、俳句雑誌の巻頭に書いていたもののようですが、形式・内容は、まさにブログなのです。
その「柿の種」の巻頭に、面白い文章が載っていましたので、転載します。
棄てた一粒の柿の種
生えるも生えぬも
甘いも渋いも
畑の土のよしあし
(以上、転載内容。ひとごとではありません)