英断

今回の、岸総理のオミクロン株に対する、全世界を対象にした外国人入国禁止の判断は英断だと思います。
従来、政府の水際対策に関する動きは緩慢で、危機意識を疑いたくなる様相でした。
結果がどうなるかはともかく、全外国人の入国禁止は、考えられる中でも、厳しい予防措置のひとつと思われます。予防効果としても、国民への危機意識の喚起としても有効です。
既にオミクロン株が日本でも発見されました。決して、岸総理の対策は慎重過ぎる訳ではありません。
案外、今回の総理大臣は良いかもしれません。ちょっと期待しちゃうな。これからもがっかりさせないでね。

サムライな照ノ富士

照ノ富士が全勝優勝しました。
彼のインタビューを見ていると、誠実に答えているものの、無骨で、あまり愛想も笑顔もありません。まるで、毎回、死を掛けて真剣勝負（本当の意味での真剣勝負）を続けているサムライのように感じます。
相撲も真剣勝負ではあるものの、特に彼の場合は、まさにその真剣勝負を続てけているのだと思います。膝に爆弾を抱え、いつ相撲人生が終わるかもしれないという覚悟（死ぬ覚悟）を毎回のように抱きながら、土俵に臨んでいるのではないでしょうか？
こんな覚悟を持った横綱を倒すのは大変です。
大きなプロジェクトを指導するプロジェクトマネージャーにはコンピテンシー（行動特性）が非常に大事だと言われますが、照ノ富士は相撲取りに極めて重要なコンピテンシーを持っているのだと思います。
サムライの魂を持った、とても素晴らしい横綱です。

時代劇が減った

時代劇がとても好なのですが、最近時代劇が減っています。フルシーズンで時代劇を放送しているのはNHKぐらいではないでしょうか？日本テレビ、TBS、テレビ東京はこの10年近くまったく放映していませんし、フジテレビも数年前に「剣客商売」があったぐらいだと思います。テレビ朝日も特番で１年に一作品程度です。
時代劇は、過去の日本人の文化を継承する意味で案外重要だと思っています。多少、違っているところもありますが、どういう建物にどういう衣服で、どういう道具を使って、どういう食べ物を食べていたか。時代劇がなくなると、こういうものを知る機会が減ります。
テレビの視聴者が時代劇を敬遠する時代になったのかな・・・・。スポンサーは、文化の継承の意味でも、時代劇でなければ出来ないヒューマンストーリーや、勧善懲悪劇を復活する意味でも、視聴率に関わらず時代劇を作って欲しいものです。

値上げが続く

ここのところ、色々な物が値上がりしています。石油、ガソリン、小麦粉、食用油、一部の野菜、一部の魚及び練り物、鶏肉、アルミ、アルミを使った製品・・・。数え上げたらきりがありません。まだまだ金額が上がるものがありそうです。
それに引き換え、給料の上昇は抑えられたまま。でも、コロナ禍で景気がイマイチの状況で大幅な給与アップは見込めません。
何とかして欲しいものの、その原因を考えると、コロナの影響や天候不順など。直接どうになかるものでもなさそうです。
そう考えると暗澹としてしまいます。国内の景気を回復するしか手立てはなさそうですが、世の中が活性化してコロナも活性化しては元の黙阿弥。
やはり、根本はコロナの問題。早く治療薬を開発、市場導入するしかなさそうです。メルクや塩野義の薬がどこまで効くのか。是非、効いてほしい。

朝ドラに見る戦争

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。唐突に主人公の母、祖母が焼夷弾で亡くなり、その喪失感、非情、無情を感じていたら、これもまた、昨日、突然前触れなく父親が亡くなります。
そして、今日、愛する夫の戦死公報・・・
元気だった、お互いに笑いあいながら過ごした家族が、急にいなくなる。前向きに生きると希望を持ち始めた途端急逝する。待ちわびていた人が（生きていることを疑っていなかった人が）亡くなっていた。
陰りはあっても、先の幸せや希望をあまり疑わない日々が突然崩壊する。
なんと、戦争は惨いか？戦争はしてはいけない！！そんなことを朝ドラは、我々に突きつけます。
見事な脚本、演出。主人公の父親の慟哭と、母、祖母の笑顔が、耳、目から離れません。
そして、主人公の茫然自失の顔・・・。