山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

猫色ケミストリー

2013-06-28 08:21:54 | 本と雑誌
喜多喜久の「猫色ケミストリー」を読み終えました。硬派な「笑う警官」、「ロスト・パラダイス」のあとだったためなのか、それとも作品の性格なのか、とても面白くスラスラと読めました。
難解な化学のことは出てくるものの、それを感じさせない面白い展開で、ストーリーに引きずり込まれます。
身体の入替をテーマにしているので、題材としては古典的ではありますが、もう一度読んでみたい作品です。


梅雨寒

2013-06-27 09:23:00 | ブログ
梅雨寒というほどでもないのでしょうが、朝方涼しく、少し風邪をひいたようです。喉が痛いし、ちょっと寒気も・・・・。暑くなってきたので、涼しさに対応しきれませんでした。油断大敵です。


パラダイス・ロスト

2013-06-25 08:31:44 | 本と雑誌
柳広司のD機関シリーズ第三弾「パラダイス・ロスト」(短編連作集)を読んでいます。リズムがあり、簡潔で切れの良い文章。先が読めない展開。彼の作品の中でも、このD機関シリーズは、とても面白いと思います。
特に、第三篇の「追跡」は、興味深いお話です。謎の主人公・結城中佐の過去が解き明かされていきます。果たして、その真実は?
ゴルゴ13にも、主人公・デューク東郷の正体を解き明かそうとする作品がありますが、やはり人気があるようです。確立されたキャラクターの過去は違う面白さがあるようですね。


笑う警官(再び)

2013-06-24 08:28:21 | 本と雑誌
佐々木譲の「笑う警官」を久しぶりに読み返しました。冷静になって考えれば、流石にありえない話しだとは思うのですが、それがありそうに思える展開・構成には感心してしまいます。
「・・・・は言った『・・・・』」という、あまり好きでない文体にも慣れ、最後まで面白く読みました。
それにしても、いつも思うのは、以前読んだ本でも、内容を以外と覚えていない、ということ。今回も、初めて読んだような新鮮さでした。