山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

飲酒運転

2006-08-29 19:50:03 | ニュース

飲酒運転による、福岡の事件は悲惨極まります。ちょっとした気の緩みが、3人の子供の将来を閉ざしてしまいました。そして、残された両親の悲しみは、誰が想像出来るでしょう。
自分も、過去において飲酒運転をしたことがないか、と言われれば、若いときに、ちょっとした気の迷いから、やったことがあります。これは、懺悔です。でも、その後の事故から、(特に、東名の事故から)悔い改めているつもりです。
やはり、飲酒運転は、絶対してはいけないことです。改めて、そのことを肝に銘じたいと思います。


街の変遷

2006-08-28 22:16:19 | まち歩き

新しい道路が出来たり、新しい建物が出来たり、駅が変わったりして、街が表情を変えていき、いつの間にか、知らない街のようです。それでも、永年住んだ街は、帰ってくると「ほっと」します。いつのまにか、自分の故郷になっているようです。


すべて死者は横たわる

2006-08-26 20:05:09 | 本と雑誌

最近は、文章表現の問題もあり、翻訳ものを読むことが少なくなっているのですが、メアリー・W・ウォーカーを訳されている矢沢聖子さんの文章は秀逸で、とても気に入っています。しかも、そもそものウォーカー作品が面白いので、何かご褒美をもらったような気分になります。

「すべて死者は横たわる」は、彼女のモリー・ケイツシリーズの第三作で、賞を受賞している第一・第二作に引けをとらない充実した作品です。翻訳ものが苦手なひとにもお奨めです。


星野仙一氏

2006-08-24 19:50:42 | まち歩き

今日、羽田空港のANAプライベートラウンジで、星野仙一氏に遭遇しました。TVで見たとおりのお顔です(当たり前ですが)。日本経済新聞を読み、まるで、ビジネスマンのような風貌と様相で、どこかの会社の取締役のようです。もちろん、阪神タイガーズの役員ではあるので、それはそれで間違いない印象なのでしょう。
それにしても、人生に刻まれた重みは、やはり、顔に出るのですね。ちょっと、感心してしまいました。そういう方に遭遇できたのは、いい、経験だと思いました。


照柿

2006-08-23 22:08:23 | 本と雑誌

高村薫の「照柿」を読み終えました。高村薫の文章は、硬く、ときとして、新感覚はのような意図的な文章表現を交え、必ずしも、読みやすい文章ではありません。一方で、その頑なさが妙に、心に引っ掛かり、ついつい、惹かれてしまうのも事実です。そのことには驚嘆せざるをえない、悪い異性に引っかかったような気分です。「照柿」は、その文体の上に、破滅的な内容で、正直、出張の際に読むには相応しくない、疲れた体に、更に疲れを増すような物語です。

でも、読後感は、悪くないのです。人間の深遠を垣間見た、恐さと、妙な安堵感があって、止められない、癖になりそうな作品です。