山羊のひとり言

気が向いたら、コメント(匿名)でひとり言にひと言を

フレンチ・コネクション2

2012-10-30 19:53:01 | 映画
風邪で体調を崩し、今日は、家でお休みです。
偶然、TVで放送していた「フレンチ・コネクション2」を見ましたが、改めてこの映画は傑作だと確信しました。故淀川長治氏が、「映画の面白さは追っかけっこにある」と言われていましたが、この作品は、まさにその通り。ラスト10分ほどは追いかけっこのワクワクドキドキ感で一杯です。そして、衝撃のラストシーン。こんな終わり方の映画は初めてかもしれません。
名作と言って良いのでしょう。
また、追いかけシーンで、主人公のジーン・ハックマンが扉を開けて行く様子を、彼の目線でアップで手だけを写すところは、とても粋な映像です。
風邪が良くなるような、心揺さぶる映画でした。


十角館の殺人2

2012-10-25 09:43:22 | 本と雑誌
綾辻行人の「十角館の殺人」を読み終えました。やはり、序盤に感じたとおり、今まで読んだ、いわゆる本格推理小説の中の傑作だと思います。本格推理小説にありがちな荒唐無稽な(失礼?)トリックを使わず、けれでも、犯人が誰か、なかなか推測させず、後半まで一気に読ませます。
孤島に残された7名の中の誰が犯人なのか?それとも外部の人間なのか?ドキドキさせる展開です。
この作品は、登場人物の名前に、実は、ユーモアとトリックがあって、これが面白さを演出していると思います。
映像化したいけど、映像化出来ない、文章ならではの作品です。