山羊のひとり言

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即身仏の殺人

2011-04-26 19:56:11 | 本と雑誌
高橋克彦の「即身仏の殺人」を読み終えました。この作品は、作家の、ひそかな挑戦的企みが盛り込まれているのではないかと考えています。
文中に、ミステリー作家・横溝正史の作品構成の話や「湯殿山麓呪い村」等様々な作品が登場します。彼は、それらの作品に敬意を払いながら、それらを凌駕しようと試みたのでは。
例の浅見某のパロディ的要素さえあります。
なかなか興味深い作品です。