ロータリーエンジン(RE)という言葉を聞いた事があるでしょうか。
自動車のエンジンのひとつの形式です。
そして、それを実際に取り入れ販売したのは、世界でも日本のマツダ1社だけでした。

マツダは1967年に「コスモ・スポーツ」にREエンジンを、
世界で初めて市販車に採用しました。
そもそも、ロータリーエンジンとは何なんでしょう?

それは、ドイツ人の発明家、フェリクス・ヴァンケル(1902~1988)が、
発明した画期的なエンジンでした。
Wankel animation
従来のレシプロエンジン(ピストンがシリンダー内を上下する)と違って、往復運動する部品が無く、
ローター(ピストンに該当する)が、回転運動をするのです。
往復運動するのと、回転運動する、そこが決定的に違っているのです。
私はこういった動画を見る度に、
天才発明家の物凄い頭脳を感じざるを得ません。
レシプロエンジンだって、物凄いと感じるのに、そういった従来の常識を覆す、
天才の頭脳には、如何に自分が無能かと思わさせられるのです。
ロータリーエンジンは最初の頃は、発明者の名を採ってヴァンケルエンジンと呼んでいました。
マツダキッズチャンネル アニメーションで分かるエンジンの仕組み
現在、私達が普通に見ているレシプロ(ピストン運動)の自動車は、
エンジン内部ではピストンが忙しく上下運動を激しくやっている訳です。

ピストンの上下動の差を、ストロークと言います。
それが一般的に8センチとすると、
普通の走行時にエンジンが3000回転していたとすると、
ピストンの運動速度は、時速160キロに達します。

それがレッドゾーン(これ以上高回転にするとエンジンが壊れる)では、
この写真では6500回転、ピストン往復速度は、時速520キロになります。
私達の身の回りに普通に走っている自動車のエンジン内では、
これほど凄い事が、普通に行われているのです。
初めは世界中の自動車メーカーは、ロータリーエンジンにみな注目し、目を剥きました。
しかしマツダ、たった1社しか、それを実用化はしませんでした。
何故?
ロータリーエンジンには凄いメリットがあるのですが、
反面、デメリットも大きく、
各社はそれに尻込みしたからです。
(長所)
小型・軽量・低騒音・低振動・高出力・部品点数が少ない。
(短所)
燃費が悪い・冷却損失が大きい・エンジンブレーキが弱い・エンジンオイルの消費量が多い・
エンジンの寿命が短い→(マツダ以外の他社はこれを嫌った)
ロータリーエンジンは、普通のレシプロエンジンと違って、
エンジンオイルの量を絶えず気を付けていなければなりません。
また、レシプロエンジンの2~3倍、点火プラグが多く発火するので、
プラグの交換もそれと同じで交換回数が多くなります。
点火プラグという部品は安くないので、高くつきます。
エンジンブレーキの効きが悪いという点も私は好きになれません。
ロータリーエンジンなど無かった時代には、
バイクには4サイクルエンジンと、2サイクルエンジンの2つの形式がありましたが、
私は構造的にエンジンブレーキの効きが悪い、2サイクルエンジンが嫌いで、
4サイクルエンジのホンダが好きだったのです。
私のホンダ好きは、そもそもそこが原点なのです。
私はマツダのロータリーエンジン車には、全く興味はありませんでした。
いくらレースに強いとかいっても、
普通に車を日常的に使うドライバーであれば、
故障知らずで、テキトー(いい加減)に使っていたい人、
毎日、レースをやってる訳でもないオーナーには敷居が高いエンジンでした。
マツダではロータリーエンジン車を復活したとかあるらしいのですが、
まるで私には無関係の事です。
自動車会社では、ロータリーエンジンをこのままでは終わらせたくない、
ロータリーエンジンの未来も視野に入れて研究は怠ってはいないみたいなんで、
今後の動きには注目していきたいと眺めています。
確かにその発明には、無視などできない素晴らしい面が多数あります。
しかし、短所も多い、駄々っ子みたいな、色気たっぷりで悩ましい女性みたいな、
男から見たら、とてもじゃないけど気が狂いそうなオナゴ。
それがね、ロータリーエンジンなのかも知れないね。
自動車のエンジンのひとつの形式です。
そして、それを実際に取り入れ販売したのは、世界でも日本のマツダ1社だけでした。

マツダは1967年に「コスモ・スポーツ」にREエンジンを、
世界で初めて市販車に採用しました。
そもそも、ロータリーエンジンとは何なんでしょう?

それは、ドイツ人の発明家、フェリクス・ヴァンケル(1902~1988)が、
発明した画期的なエンジンでした。
Wankel animation
従来のレシプロエンジン(ピストンがシリンダー内を上下する)と違って、往復運動する部品が無く、
ローター(ピストンに該当する)が、回転運動をするのです。
往復運動するのと、回転運動する、そこが決定的に違っているのです。
私はこういった動画を見る度に、
天才発明家の物凄い頭脳を感じざるを得ません。
レシプロエンジンだって、物凄いと感じるのに、そういった従来の常識を覆す、
天才の頭脳には、如何に自分が無能かと思わさせられるのです。
ロータリーエンジンは最初の頃は、発明者の名を採ってヴァンケルエンジンと呼んでいました。
マツダキッズチャンネル アニメーションで分かるエンジンの仕組み
現在、私達が普通に見ているレシプロ(ピストン運動)の自動車は、
エンジン内部ではピストンが忙しく上下運動を激しくやっている訳です。

ピストンの上下動の差を、ストロークと言います。
それが一般的に8センチとすると、
普通の走行時にエンジンが3000回転していたとすると、
ピストンの運動速度は、時速160キロに達します。

それがレッドゾーン(これ以上高回転にするとエンジンが壊れる)では、
この写真では6500回転、ピストン往復速度は、時速520キロになります。
私達の身の回りに普通に走っている自動車のエンジン内では、
これほど凄い事が、普通に行われているのです。
初めは世界中の自動車メーカーは、ロータリーエンジンにみな注目し、目を剥きました。
しかしマツダ、たった1社しか、それを実用化はしませんでした。
何故?
ロータリーエンジンには凄いメリットがあるのですが、
反面、デメリットも大きく、
各社はそれに尻込みしたからです。
(長所)
小型・軽量・低騒音・低振動・高出力・部品点数が少ない。
(短所)
燃費が悪い・冷却損失が大きい・エンジンブレーキが弱い・エンジンオイルの消費量が多い・
エンジンの寿命が短い→(マツダ以外の他社はこれを嫌った)
ロータリーエンジンは、普通のレシプロエンジンと違って、
エンジンオイルの量を絶えず気を付けていなければなりません。
また、レシプロエンジンの2~3倍、点火プラグが多く発火するので、
プラグの交換もそれと同じで交換回数が多くなります。
点火プラグという部品は安くないので、高くつきます。
エンジンブレーキの効きが悪いという点も私は好きになれません。
ロータリーエンジンなど無かった時代には、
バイクには4サイクルエンジンと、2サイクルエンジンの2つの形式がありましたが、
私は構造的にエンジンブレーキの効きが悪い、2サイクルエンジンが嫌いで、
4サイクルエンジのホンダが好きだったのです。
私のホンダ好きは、そもそもそこが原点なのです。
私はマツダのロータリーエンジン車には、全く興味はありませんでした。
いくらレースに強いとかいっても、
普通に車を日常的に使うドライバーであれば、
故障知らずで、テキトー(いい加減)に使っていたい人、
毎日、レースをやってる訳でもないオーナーには敷居が高いエンジンでした。
マツダではロータリーエンジン車を復活したとかあるらしいのですが、
まるで私には無関係の事です。
自動車会社では、ロータリーエンジンをこのままでは終わらせたくない、
ロータリーエンジンの未来も視野に入れて研究は怠ってはいないみたいなんで、
今後の動きには注目していきたいと眺めています。
確かにその発明には、無視などできない素晴らしい面が多数あります。
しかし、短所も多い、駄々っ子みたいな、色気たっぷりで悩ましい女性みたいな、
男から見たら、とてもじゃないけど気が狂いそうなオナゴ。
それがね、ロータリーエンジンなのかも知れないね。
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