Land of the Pharaohs (1955)
これは、1955年のハリウッド映画「ピラミッド」のラストシーンです。
私は昔、多分テレビでこれを観た事があります。
そして、そのラストシーンの怖さ、恐ろしさは、ずっと心に残っています。
あれは、本当に恐かった。
生きながら永遠に閉じ込められ、もはや誰にもそれを止める事は出来ないのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/62/9378df782fbb2a8f198c3d233d477f65.jpg)
古代エジプト。
ファラオ・クフ王は巨大なピラミッドの建設に乗り出します。
また、クフ王は隣国キプロスの王女、ネリファを側室として迎え入れます。
エジプトにやって来たネリファはたちまち王の宝物に魅せられ、
王を亡き者にして宝物を独占し、エジプトを支配しようと画策し始めます。
ネリファはクフ王の殺害を計画、王は傷を負いますが何とかエジプトに帰還。
ここへきてようやく王はネリファの陰謀に気づきますが時すでに遅く、
やがて王は死んでしまいました。
長い年月をかけてようやく完成したピラミッドの内部で、
王の葬儀が、王族の臣下の列席の下で盛大に執り行われます。
儀式が終わり石棺の蓋が閉ざされていきます。
ネリファは、これで国家と王の宝物は自分の物になるとほくそ笑みます。
すると轟音と共に巨石が閉ざされて行きます。
列席していた一同も秘密の設計によって、王と共に葬り去られる様になっていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d7/8b95bf850c7591d469db014311554b12.jpg)
何も知らなかったのは、ネリファ一人だけ。
他の人達は王と共に、永遠に葬られる事を承知していたのです。
ピラミッドの内部に轟きわたる轟音。
ネリファは嫌な予感がして問います。
「あの音は何なの?」
不思議な思いに疑問を感じたネリファに、ハマールは静かに言います。
「これは貴女様が偽り、企み、そして成就しようとして、
人殺しまでなされた所、すなわち貴女様の王国でございます」
ここへきてネリファはやっと、ピラミッドそれ自体が棺桶である事を悟るのです。
「やめて~、お願いあれを止めて」
「私はまだ死にたくない、死にたくない」
「お願い、助けて、私を殺さないで、助けて~」
「いえ、もう誰にも止める事はできないのです」
彼女ひとりだけが、まさかそこに閉じ込められ死ぬという事を知らなかったのです。
彼女以外の全ての人は、王と共に死ぬ事を承知していたのです。
半狂乱になるネリファ。
今まさに天国にあった彼女は、いきなり地獄の底に叩き込まれ、
そこから出る事は永遠に出来なくなってしまいました。
泣き崩れるネリファ。
万事休す。まさに永遠にだったのでした。
あのラストシーンは本当に恐かった、
自分がその立場だったらと思うと、気が狂いそうになるでしょうね。
もう、誰にも止める事は出来ないのですから。
これは、1955年のハリウッド映画「ピラミッド」のラストシーンです。
私は昔、多分テレビでこれを観た事があります。
そして、そのラストシーンの怖さ、恐ろしさは、ずっと心に残っています。
あれは、本当に恐かった。
生きながら永遠に閉じ込められ、もはや誰にもそれを止める事は出来ないのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/62/9378df782fbb2a8f198c3d233d477f65.jpg)
古代エジプト。
ファラオ・クフ王は巨大なピラミッドの建設に乗り出します。
また、クフ王は隣国キプロスの王女、ネリファを側室として迎え入れます。
エジプトにやって来たネリファはたちまち王の宝物に魅せられ、
王を亡き者にして宝物を独占し、エジプトを支配しようと画策し始めます。
ネリファはクフ王の殺害を計画、王は傷を負いますが何とかエジプトに帰還。
ここへきてようやく王はネリファの陰謀に気づきますが時すでに遅く、
やがて王は死んでしまいました。
長い年月をかけてようやく完成したピラミッドの内部で、
王の葬儀が、王族の臣下の列席の下で盛大に執り行われます。
儀式が終わり石棺の蓋が閉ざされていきます。
ネリファは、これで国家と王の宝物は自分の物になるとほくそ笑みます。
すると轟音と共に巨石が閉ざされて行きます。
列席していた一同も秘密の設計によって、王と共に葬り去られる様になっていたのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/d7/8b95bf850c7591d469db014311554b12.jpg)
何も知らなかったのは、ネリファ一人だけ。
他の人達は王と共に、永遠に葬られる事を承知していたのです。
ピラミッドの内部に轟きわたる轟音。
ネリファは嫌な予感がして問います。
「あの音は何なの?」
不思議な思いに疑問を感じたネリファに、ハマールは静かに言います。
「これは貴女様が偽り、企み、そして成就しようとして、
人殺しまでなされた所、すなわち貴女様の王国でございます」
ここへきてネリファはやっと、ピラミッドそれ自体が棺桶である事を悟るのです。
「やめて~、お願いあれを止めて」
「私はまだ死にたくない、死にたくない」
「お願い、助けて、私を殺さないで、助けて~」
「いえ、もう誰にも止める事はできないのです」
彼女ひとりだけが、まさかそこに閉じ込められ死ぬという事を知らなかったのです。
彼女以外の全ての人は、王と共に死ぬ事を承知していたのです。
半狂乱になるネリファ。
今まさに天国にあった彼女は、いきなり地獄の底に叩き込まれ、
そこから出る事は永遠に出来なくなってしまいました。
泣き崩れるネリファ。
万事休す。まさに永遠にだったのでした。
あのラストシーンは本当に恐かった、
自分がその立場だったらと思うと、気が狂いそうになるでしょうね。
もう、誰にも止める事は出来ないのですから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます