河童の歌声

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コロナで激変した歌声喫茶

2022-10-07 06:43:33 | 歌声喫茶
コロナウィルスが発生したのは2020年1月、中国武漢市からでした。
翌2月にはクルーズ船によって日本への入国が始まりました。
そこから、私達の楽しかった歌声喫茶の日々は激変、私達は楽しみを奪われてしまいました。

あれから約2年8か月、歌声喫茶界の変わり様には目を覆いたくなります。
コロナと足並みを揃えた訳ではありませんが、
各地に存在した(常設歌声喫茶の店)もコロナと前後して相次いで閉店。
常設店には、何と言っても厨房があったのです。色々な料理と酒が楽しめたのです。

仙台バラライカ・新宿家路・八王子ふるさと・大阪ピープルズ。
船橋ゴリや、西新宿トミは形を変えて営業してますが、
歌声喫茶界の総本山というべき、新宿ともしびも、
建物の老朽化という事もあって2020年9月で閉店してしまい、
私達がそれまで楽しく唄ってきた店が軒並み失くなってしまったのです。

いわゆる(街の一日歌声喫茶)でも、
仲間達が手料理を持ち込んだり、コンビニで買って来たツマミを持ち込んで、
酒やビールで飲りながら唄うというのが定番となっていました。
そういったユルユルの暗黙のルール、それが堪らなく良かった。
いえ、それがあるからこその歌声喫茶だったのです。

コロナ禍の現在・・・
酒は勿論、食べ物も飲み物も禁止。
会場の殆どには机も無く、椅子に座ったまま、前の人の後頭部を見てるだけ。
当然、休憩時間になっても仲間達の会話は弾まず、席に座ったまま。
人間はやっぱり飲み食いが無いとダメな生き物なんですよ。
話をしろ、会話を楽しめと言われたって、しらふじゃな~、なんですよ。

そういったコロナの今になって思うのは、
「歌声喫茶はやっぱり、ともしびに尽きる、あれが最高だったな」と、思うのです。
ともしびは、歌声喫茶は一体何の為にあるのかの基本を知っている。
歌声喫茶の基本。
「お客様の笑顔。そして客から(今日は楽しかったよ)と言われる事」
その原点をしっかりと把握している。

ここ何年かで多くの(街の一日歌声喫茶)が立ち上がったのですが、
その原点を見失ったり、司会者が勝手に歌を決めたりといった、
客の存在を忘れたトコが多くなっていて、私の行く気を削いでしまいました。
ですから今は月に3回程度しか行かなくなり、それもともしび系が主体となっています。

少し残念なのは、新しい歌を何とか流行らせたいという試み。
私は既に完全な老人であり、個人的に残り10年も保ちません。
ですから、例えばNHK朝ドラの主題歌などやられても楽しくないし、
覚えようとする気にもならないのです。
私は昔流行った歌を唄っていればそれでいいのです。
あちこちの一日歌声喫茶も経験しましたが、そういった傾向を感じます。
皆さん何とか新しい風を起こしたいと願う気持ちは分かるのですが、私は要りません。
ニューミュージック系の歌も、私は唄いたいとは思わないのです。
ただ懐かしんでいればそれで充分なんです、老人なんですから。

[おうちでともしび]過去の春の大うたごえ喫茶をダイジェストでご紹介!


私は、お祭り騒ぎが大好き。
あの楽しかった、ともしび大歌声喫茶。
いつになったら、あの素晴らしい日々が戻ってくるのか?
もう、我慢できない私(達)

18.4.29.青春・ともしび春の大うた


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