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日本の歌声喫茶界の総本山。
新宿ともしびが、2020年9月30日をもって、
36年間の営業を全て終了しました。
歌声喫茶ともしびの歴史は66年という事ですので、
その内の36年間という事は、半分以上であり、
ともしびの歴史では最も長い営業だったのだと思います。
私自身はともしびは新参者で、長い過去を知る者ではありませんが、
やはり、いい歳こいてから目覚めた歌声喫茶の世界は、
ともしびが全てと言ってもいいくらいの存在感があります。
勿論、ともしび以外にも、
いわゆる(はまった)歌声喫茶もあったのですが、
それでもかつ、ともしびは、心の何処かで(故郷)だったのですね。
そういった歴史的な日を、
新型コロナなどという誰もが予想もしなかった黒いベールで覆うとは、
何とツイていない事態が起こってしまったのでしょうか。
歌声喫茶ファンの皆が、歌声人生の一大事。
これに行かずして何とするという時になって、
予約無くしては店に入る事もままならず、
心は千々に乱れ、皆が半狂乱になって我を忘れ、
夫は妻を、妻は夫を、親は子を、子は親を忘れ、
・・そんな訳ないだろ状態に日本中がわめき叫びしたのです。(嘘)
最終日だからと言って無制限に客を入れる事はままならず、
やはり20名に限定せざるを得なかったのでした。
「もう、これで終わりなんだね」
そういった思いは切ない程でした。
14.3.01.乾杯の歌・仙台バラライカ最終日前夜祭
今から6年前には、
歌声喫茶・仙台バラライカが閉店になりました。
何と、バラライカもともしびも、
全く同じで36年間の営業だったのです。
バラライカの最終日は、本当に切なくて切なくて、
そのどう仕様もない想いに涙が出ました。
何人もの方が目にいっぱい涙を浮かべて唄っていました。
ともしびの最終日も涙を浮かべている人は居ましたが、
私はそこまでは行きませんでした。
それが何故なんだかは分かりませんが。
(本当に何故だったんだろう?)
そうして、ともしびは静かに36年の歴史のベールを降ろしたのです。
これが最後なんだ、明日はもう無いんだという私の強い思いで、
「みんなで記念写真を撮ろうよ」になったのです。
この記念写真に自分も一緒に写りたかった、という方もいらっしゃるでしょう。
しかし、それは時の運で仕方ない事です。
でも、何で俺はこういった歌声喫茶界の両巨頭の最終日なんだ。
それって、あまりにも理不尽だろう、
貧乏くじだろうって思うんですね。
本当にやり切れない、何でなんだ!
でも、あの女性と別れた時の方がもっと切なかった。
所詮、俺はその程度の歌声喫茶人間なのかな~?
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