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ロイヤルエンフィールド

2022-02-16 06:37:44 | バイク
ロイヤルエンフィールド クラシック500試乗インプレ【これぞクラシカル!】










ロイヤルエンフィールドは、インド製のバイクです。
しかし、バイクが好きだという方なら、何かを感じると思うのです。
そうなんですね。何かイギリスを感じさせませんか?
名前だって、ロイヤル・・ってイギリス風ですよね。

はい、ロイヤルエンフィールドは元々はイギリスのメーカーだったのです。

1891年、イギリスの2名の実業家が、
      針と自転車を製造していた、ジョージ・タウンゼント社を購入します。



1893年、新しい自転車の名前に、エンフィールドの名前をつけます。
1898年、エンジン付き自転車を製造し、
      社名を、ザ・エンフィールド・サイクル・カンパニー・リミテッドにしました。



1901年、初のバイクが製造されました。



1932年、伝説のバイク、バレットが誕生。
1949年、英国製バイクをインドに輸入する為に、マドラスモーター社設立。
1955年、インドに工場を建設。
1977年、英国向け輸出を開始。
1994年、1948年にインドで設立された商用車、トラクターメーカーの、
      アイシャーがエンフィールドを吸収し、
      社名を、ロイヤル・エンフィールド・モータース・リミテッドにする。

厳密に正確な歴史となると、チョッとはっきりしない部分があるのですが。
とにかく古い歴史を持つバイクメーカーなんですね。









ロイヤルエンフィールドは、イギリスからインドに生産が移っても、
車体構造を殆ど変更しなかった為に、
本物のクラシカルバイクとして、貴重な存在になっています。

ロイヤルエンフィールド500


私はバイク雑誌で、このメーカーの存在を知り、
あまりのクラシカルぶりが、とても嬉しく感じました。
また、それが何とインド製と知って、それにもビックリしたのですが、
1950年、1960年代の「カフェレーサー」を彷彿とさせるスタイル。
それにもしびれました。
現在、日本でも注意していると、本当にごく稀に見かける事があります。





こういったニギニギしい、俺が!俺が!スタイルのアメリカンと正反対.

ロイヤルエンフィールドは古き良きヨーロッパの味。
大人の味、いぶし銀のカフェレーサーの味。
これは、虜になりますね。




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昔、陸王という大型バイクがありました

2021-09-29 07:53:53 | バイク
幻の日本製ハーレー陸王750RT2、足かけ2年、約500万円を費やしフルレストア、車検取得して41年ぶりに公道復帰するまでの物語。ビンテージバイク、レトロバイクは面白い!


「陸王」
この名前を知っているという方は、かなり少なくなったと思います。





私が少年時代の陸王を見るのは、白バイでした。
白バイと言えば、それは陸王に決まっており、
白バイ以外の一般の陸王など記憶にもありません。

現代の白バイが、普通のバイクと同様の、
やや前傾姿勢で運転するのと違い、
陸王は胸を張って、ややそっくり返った(エラソー)な姿勢でした。
そこがまた白バイらしく堂々として実にカッコ良かったのでした。

箱根駅伝の先導白バイ姿に憧れて白バイ警官になった人は多いみたいですが、
昔は、そっくり返ってエラソーな威風堂々姿に憧れて白バイ警官になった人は、
想像するに、かなりいっぱい居たのだと思います。
アメリカ国内では1200ccが多かったみたいですが、
当時の白バイというか陸王は、
身体の小さい日本人に合わせて、750ccだったと思います。
後に(ナナハン)と言う言葉が一般的に普及する様になりますが、
元祖ナナハンは、あの頃の陸王からだったのですね。



陸王なき後の後継車種は、メグロとかになりましたね。

昭和初期、輸入バイクには多額の関税がかけられていました。
アメリカからハーレーダビットソンを輸入していたのは、
製薬会社の三共でした。
多額の関税の為に高価なバイクであるハーレーダビットソンを、
日本で現地生産する事をハーレーに申し込みを三共はしました。
ハーレーは日本以外の国に輸出しない事を条件にこれを許可します。

陸王と言えば、ハーレーの偽物、真似っこ、まがい物と、
恐らく殆どの人はそう思っていたのかも知れません。
他ならぬ私もずっとそう思っていました。
しかし、それは大間違いで、
実は正式なライセンスを持って生産されていたのです。





1934年(昭和9年)
ハーレーからライセンスを受けたバイクの本格的生産が始まりました。
その当時の社名は(三共内燃機)でしたが、
日本製のイメージを高める為に、公募で「陸王」と名付けられました。

第二次大戦の為に日米関係は悪化しましたが、
生産は続けられていました。
しかし、敗戦により一旦生産は停止します。

その後、生産は再開されましたが、大型バイクはあまり売れず、
1949年(昭和24年)陸王は倒産。
昭和飛行機が介入しその資本下で、陸王モーターサイクルとして事業は継承しましたが、
その頃になると国産バイクメーカーが雨後の筍の様に林立し、
もはや大型でメカが旧態然とした陸王は生き残る事が出来ずに、
1959年に生産打ち切り、翌1960年(昭和35年)に倒産しました。

私の卒業した品川区立城南中学校は、
第一京浜国道(新馬場駅)そばから山手通りに入って、
すぐの場所にありましたが、
そのすぐ先で目黒川と並行して東海道本線をガードでくぐります。
その横に、(陸王製作所)の工場があったと聞いた事があります。
目黒川の対岸にあるのは、かつて陸王を輸入していた三共製薬の工場で、
それは今でも在るみたいです。

今でもたま~に(笑)見かける事がありますが、
それは、かなりの偏屈オヤジでしょう。
又は、若い頃、白バイ警官でもやってた人かもしれません。
そんな奴が走ってたら、スピード違反でそいつの前を走れば、
ひょっとしたら反則キップ切られるのかもしれないよン(笑)

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最近流行の、電動キックボード

2021-09-23 06:17:30 | バイク
【特集】危険な運転相次ぐ「電動キックボード」ひき逃げ事件も発生...違法状態で街中を走行する人たちに記者が直撃(2021年7月12日)


電動キックボードなる物を街中で見かける様になったのは、
この1~2年だと思います。





最初にそれを見かけた時、思ったのは「とうとう販売がOKになったか」でした。
と言うのは、もう10年くらい前だったか、
一時販売された事があったのです。
その時「こんなのが流行り始めたらイヤだな~」と思いました。

しかし、それはその時だけで以後見かける事はなくなり、
「良かった。あれの危険性を警察などが感知して、
販売が法的に認められなかったんだな」と安堵したのです。

そう思っていたのに、今回流行の兆し。
実にイヤな物が流行り始めている。
この、電動キックボードという乗り物は危険の塊です。

法的には原付(電動機付き自転車)と同じで、
ナンバープレートを付けなければならず、
という事は勿論、ヘルメットを被らなくてはいけないのです。





この写真を見ると、みなナンバーが付いているし、
ヘルメットも被っています。
しかし、こんなのは建前の話、世界であって、
実際の殆どはナンバーなど取り付けていなく、ヘルメットも被っていません。
おまけに当たり前の顔して歩道を走るのです。

車道を走るのが正規だと言っても、
こんなので車道を走られたら車は大迷惑だし、
彼等をホンのチョッと引っ掛けたら、下手すりゃ即死。
それも踏み潰したら人体などグチャグチャになって死ぬんです。

歩道では歩行者たちには危険極まりなく、
もう出たのでしょうか(?)死亡事故はその内起こります。
そうなっても彼等は保険など入っていないでしょう。
そうなると殺された人はどうなるのか?
スズメ金でも貰って泣き寝入りにでもなるのでしょうか?

関係省庁は、面倒な事故を引き起こすのが分り切っている問題児に、
何故ゴーサインを出したのでしょうか?

一旦これを買って、その便利さに目覚めた人達は、
もう手放そうとはしなくなり、既成事実を主張するでしょう。
そうなってからでは遅い。
今からでも事故多発の芽は摘んで欲しい、無くして欲しい。
無駄な加害者、被害者だらけにするのは止めて欲しい。

大型トラックに轢かれた人間・・
貴方は見た事がありますか?
初めて見たら絶対に、メシは食えなくなります。
顔が潰れて原型の無い遺体を、どうやって遺族に見せられますか?

こんなフザケた乗り物で世の中をかき乱すのは、絶対にイヤです。



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メグロK3・バーチカルサウンド復活

2021-02-25 21:29:49 | バイク
2021 MEGURO K3


オートバイメーカーのカワサキから、
メグロを名乗る、メグロK3が復活しました。

メグロとは、今はカワサキに吸収されて消滅した往年のバイクです。
メグロ製作所は、1924年(大正13年)創業。
1964年(昭和39年)にカワサキに吸収され、その歴史に幕を降ろしました。

私の中学校の近く(山手通りが東海道本線の下をくぐる)
そのそばにメグロ製作所があった事を薄々覚えています。
最初は目黒のかむろ坂の辺りにあったみたいですが、
品川区に在ったのは、もう会社が晩年の頃だったのでしょう。



元々は、こういった500CCくらいの大型バイクを売りにしていて、
陸王の後釜として白バイによく使われていました。
シリンダーの横に2本のパイプが直立して在りますが、
当時はまだOHVのバルブでしたので、
そのバルブを上下動させる為の軸がそこを通っていました。



今はOHV(オーバーヘッドバルブ)から
OHC(オーバーヘッドカム)になっていますので、
垂直軸は1本で、その中の軸は上下動ではなく回転運動で、
シリンダー上部のカムに動力を伝達しています。



さて今回、カワサキはその伝統のブランド名・メグロの復刻版を、
新しく造り上げてきました。
それが、メグロK3です。
排気量800CC。52馬力。価格は127万6000円。
既に予約がかなり入っているとか。
その多くが40歳以上のオヤジライダーなんだそうです。



ガソリンタンクには、晴れ晴れしく、メグロのエンブレム。
コンチクショー、憎いね。





こういったヨーロッパスタイルを支持する人がいる反面、
アメリカ型の典型として、ハーレーダヴィットソンがあります。
でも、私はハーレーというバイクのメカニズムは好きなんですが、
如何にも(チョイ悪るオヤジ)などと言われて得意になっている輩の、
あのギンギラギンの集団走行には辟易してしまいます。



過去にも言ってますが、
私が最も好きなバイクはイギリスのトライアンフ。
これこそバイクの神髄くらいに思っています。



カワサキには以前にW800だったか、
こういった、カフェレーサースタイル版がありました。
今回のK3をこういったカフェレーサーに改造して、
自分好みのバイクに仕立てあげたら、それは最高でしょうね。

カワサキの・・メグロのバーチカル(垂直)ツインエンジンは、
あの排気音が最大の魅力だと思っています。
それはトライアンフも同じで、
今はむしろ、この日本製のメグロを買った方がいいかも知れませんね。

あゝ、若かったらな~。
悔しいけど、私がこれに乗る事は絶対にありません。
しかし、あの最高のバイクで駆け抜ける悦びを私は知っているのです。
だからこそ、、ま、いいか~。
お前らはこのバイクを買って、そして日本中を駆け回り走りまくってくれよな。




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岩下コレクション

2020-11-25 05:25:47 | バイク
The Iwashita Collection: Motorcycle Museum - 岩下コレクション バイク博物館 - baikudokan




大分県の湯布院に、
世界中の懐かしいバイクを集めた博物館があります。
バイク以外にも色々な物を集め、
その総重量は1000トンに達するそうです。



博物館のオーナーは岩下洋陽という方です。
左の男性が岩下さんです。

バイク好きの若者だった岩下さんが、
30歳の時から収集を始めたそうです。
こういった極めて趣味性の高いコレクションというのは、
やはり一人の人間の強烈な情熱が無いと決して出来ないのでしょうね。



このイタリア製のバイク、ドカティー・アポロは、
試作品として1台だけ造られ、市販される事のなかった、
世界でたった1台だけしかない幻のバイクで2億円するそうです。

展示されているバイクは200台くらいらしいですが、
倉庫の中にはまだ400台くらいのバイクが眠っているそうです。

また、バイク以外にも懐かしい世界中の物が展示されていて、
蒸気機関車なども置いてあります。

この博物館は一見の価値ありですね。
九州、大分県ですから、首都圏からはかなり遠いですが、
出来るなら一度は訪ねてみたい、気になる博物館です。
国立博物館など公の博物館と違い、
個人が自費で建てた物ですので、展示品にしても整然さに欠け、
見方によっては雑然としか見えなかったりしますが、
岩下さんの情熱が感じられます。

こういった素晴らしいコレクションが、
欧米などではなく、日本に在るというのが嬉しいですね。
ですから日本中どころか海外からもマニアが訪れるそうです。
そうでしょうね、バイク好きを自認するなんて人だったら、
飛行機に乗っても遠い日本まで行ってみたいと思うでしょうね。

私も機会があれば行ってみたい。




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