「GET LOW」。人の生き方について考えさせられる映画でした(写真は、有楽町の国際フォーラム)。
飛行機の中で観ました。日本での公開は未定のようですが、地味ながら良い映画でした。
人を避けて暮らしている老人が、生前葬を行うというストーリー。1930年代の米国テネシー州に住んでいたフェリックス・ブッシュ・ブレゼルという人の実話を基にした映画です。
悪評を立てられている彼ですが、実はその生前葬にて、自分の申し開きをしたいという隠されたテーマがあり・・・。
主人公を演じるロバート・デュヴァル、その他シシー・スペイセク、ビル・マーレイなどの芸達者な役者さん揃いでよい作品になっていると思います。監督はアーロン・シュナイダー。
キーラ・ナイトレイが出演していた「つぐない」に似たものがあります。「つぐない」は妹(主人公で著名な作家)が子供じみた嫉妬から姉と姉の恋人の人生を台無しにし、つぐないができぬままその後悔とともに生きるやりきれない映画ですが、「GET LOW」はまだ救いがあります。
機会があればぜひご覧ください。
私は「どういう生き方をしたっていいんだ」という不思議な開放感を、なぜか見終わった後で得ました。
※ちなみに、同じく機内で観た「ソーシャルネットワーク」は私には退屈でした。一方、酷評されていたジュリアロバーツの「食べて、祈って、恋をして(原題 Eat Pray Love)」は逆に、たとえば友人が自分探しに海外にしばらく旅行。帰国後、カフェなどで会って、写真を見せてもらいながら話を聞く・・という感じにとらえれば結構面白かったですよ。でも仕事を必死に定時に終え、走って映画館に向かい1,800円払って・・・となると、ガクッとしてしまうかも。
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★現在のところ、「GET LOW」は日本のアマゾンではDVDが入手できないようです。米国でしたらもちろん買えます。
↓食べて、祈って・・・の原作本。全世界で700万部も売れたそうです。