名古屋の老舗、両国屋是清の焼き菓子。ほっこりした昔懐かしいお味です。いただきものです。
こいうったなごみのお菓子はほうじ茶とよく合いますね。
形は色々ありますが、味のベースは同じで、あんこを重曹のはいった皮で包み焼いてあります。
「旅まくら」「よも山」などちゃんとそれぞれ別の名前がつけられているのも風情がありますね。
なぜか私はこのお菓子をいただいていると、自分が「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんになって、歩きつかれて茶店で休んでいるかのような気分になります。膝栗毛は「その手は桑名の焼蛤」など駄洒落に加えて食べ物の話題も結構出てきた記憶がありますが、そこにこういった焼饅頭の話が出ていたのでしょうかねえ。
ちなみに、膝栗毛はちゃんと読み解くと、大人向けの本だったようです。
(ご存じの方も多いのでしょうが)弥次さん、喜多さんは実は・・・・(気になる方は末尾にご紹介した本を読んでみてくださいね)
両国屋是清には他にも二人静という和三盆を使ったお菓子(お茶の席で使われる)もありますね。といっても二人静を舌の上で転がしていても静御前の気分にはならないのですが・・・。
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↓現代語解説付き
東海道中膝栗毛 上 (岩波文庫 黄 227-1) | |
十返舎 一九,麻生 磯次 | |
岩波書店 |
↓面白い場面のみ抜き出したもので、楽しく読めます。
中西進と読む「東海道中膝栗毛」 | |
ウェッジ |
古地図・道中図で辿る東海道中膝栗毛の旅 (古地図ライブラリー) | |
人文社 |