アドベンチャーワールド内にはなんとサファリパークまであるのです。そこにいたホワイトタイガーにちなんで、白虎(四神・神獣)についても調べました。
ちょうどパンダランドの横から「ケニア号」という観覧バスが出ておりちょうど席が空いていたので、草食動物、肉食動物のエリアを見ることができました(別途ジープを借りたり、草食動物のエリアを歩いて自由に見ることもできる)。
冒頭写真のライオンのように、すべての動物は自由に歩き回っているのですが
↓希少種のホワイトタイガーだけは大事に柵の中に囲われていました。
白い虎は「西方を守る四神(しじん・神獣のうちの一匹)」という中国の伝説上の動物だったそうですが、実在するということで、神聖なものとしてインドであがめられています。
東京にある虎ノ門は江戸時代、江戸城を守るために描かれた門が存在したためにそう名づけられたそうです。
奈良の高松塚古墳にも白虎が描かれています。
googleマップで見てみたら、虎ノ門は皇居(旧江戸城)の南に位置しているようです。西を守るはずの白虎がなぜこの門に描かれたのか不思議です。
四神について。
古代中国の天文学では以下のように世界が分類されます。
それぞれの神が季節、方角、色を表すのですね。ああ、だから平安京の朱雀門は赤なのね!と一瞬納得(神社の鳥居も赤だからあまり意味はないかも)。
この天文学(易経)の影響で東洋思想では人生を四季に例え、若年期を「青春」、壮年期を「朱夏(しゅか)」、熟年期を「白秋(はくしゅう)」、老年期を「玄冬(げんとう)」と呼ぶ。玄人(くろうと)の語源もここから。
詩人・歌人の北原白秋の名前もここから来ているのでしょう。夏目漱石の名の由来も「晋書」の「漱石枕流」のエピソードからきているそうで、あらためて中国文化の影響(昔は、素養として東洋思想が学ばれていたこと)を感じます。
豆知識①
朱雀門は竹中工務店が復元を請け負ったようです。大手建設会社の守備範囲も広いですね。竹中工務店のサイトは面白く、「デュラン・デュランが竹中工務店の設計・建築物を賞賛し同社を表敬訪問」、「チャンギ国際空港建設に始まるシンガポールからの厚い信頼」)などたくさん事例が出ていて建築好きな方ならきっと楽しめると思います。
豆知識②
戊辰戦争の際の白虎隊は有名ですが、会津藩には実は武士を年齢別に分け青龍隊、朱雀隊、玄武隊もちゃんと組織されていたそうです。なぜ一番年齢の若い層に白虎の名が当てられたのでしょうか。イメージとしては、白がすがすがしいイメージで感覚的にはわかるのですが・・。
白虎が四神のなかでは一番新しい(若い)神とされているからでしょうか。
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