八丁堀のロダン(旧カレー堂)に行く途中、あたりを散歩していたら、青柳菓子舗というお菓子やさんを見つけました。それほど大きくない通りに面しており、こうやって通りかかるか、地元の方でないとなかなか知ることの難しい立地です。大正時代の創業だそうです。
まずは薯蕷饅頭と、名物らしい菊最中を。どちらも普通に問題なく美味しく、他のお菓子も食べてみようかな、と思いました。
菊最中の裏側は、こんな風に茎の模様になっていて手が込んでいます。右側に「仲橋」、左側に店名の「青柳」という文字が。昔は「仲橋」という橋があったのでしょうかね。住所が入船ですから、昔はこのあたりに船着き場などもきっとあったのでしょう。

↓再訪
豆大福(手前がつぶし餡、奥がこし餡)。豆大福マニアの私の感想では、この豆大福かなり美味しいです。餡も豆の味が活きていて、豆もちゃんとした量が入っている。かつお餅がしこしこして、しっかりした甘さの餡とも良く合います。餡がおいしいため、粒あん一辺倒の私もこしあんバージョン美味しく頂きました。粒あんももちろん美味しいです。なのに、この粒あん豆大福、ショッキングピンクにお餅が色づけされているのです。餅粉が外側にまぶされているので薄いピンクかと思っていた・・。ホントショッキングでした。
なんだか、大丸デパートのキャラクター「さくらぱんだ」を思わせます。
マカロンもあの毒々しい色が苦手なのに、和菓子のショッキングピンクはもっと個人的には食欲をそそりません・・。目をつぶって食べたら美味しいに決まっているのですが、結局あんこと豆を食べてお餅は残してしまいました。

↓再々訪。tv番組「美の巨人たち」で、東山魁夷の紅葉に染まった山の絵の特集がされていて、そこで出てきた和菓子の「きんとん」に夫が興味を示しており、
私はこれまで鶴屋吉信のきんとんなどいただいてきたのに夫にも食べてもらわなくちゃ、と思い購入してみました。夫は和菓子をさほど好まず、あんこも「食べられるようになった」レベルなので、ひとつでも感じ良く買わせていただける和菓子店で生菓子を購入することが多いです。(デパートに入っている大手はだいたい大丈夫。赤坂の青野も)
うーん、生菓子は、おそらくあまり売れていないせいか「古い」感じで奥の練りきりなどぱさぱさしていました。しかも豆大福の例にもれず、切ってみたらショッキングピンクでとても食べられず・・。食紅だったらまだわかるのですが、和菓子に蛍光ピンクはきついです。

お味は悪くなく、特にあんこは美味しいです。色のセンスが私には合わず残念です。
こうやって昔からののれんを守っているお店は応援したいのに・・。
最中とじょうよ饅頭、豆大福(こし餡の白)はおススメですよ~お近くまでいらしたら是非お立ち寄りください。
それにつけても、季節を表現する和菓子の世界は優雅です。日本食が無形文化遺産認定されましたが、その中の和菓子ももっと脚光を浴びて、和菓子離れが食い止められるといいですね。
遊びに来てくださいましてありがとうございます。”おいしそう”と思っ
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