朝から快晴の正月2日です。霜柱をがしゃごそと踏みながら、霜で凍てついた畑のほうれん草を取り入れます。
畑の横の道を向こうから、朝の散歩でしょうか親子らしい如何にも仲のよさそうな4人連れの人が登ってきます。今しも吉備の中山から遅い真っ赤な太陽が昇っています。光の筋が幾重にも雲一つない冬空に伸びて、吉備の里に光のカーテンを撒き散らしています。
「おはようございます」
お父さんらしい人の声。慌てて私も、
「おはようございます」
続けて、お父さんと一緒していた小学2、3年ぐらいの男の子も挨拶して通り過ぎます。
やや後れて坂道を上がってきたお母さんと小さな妹までもが、見知らぬ私に
「おはようございます」
可愛らしい声の
「おはようございます」
今登ったばかりの太陽のようにきらきらと輝いて、あたりに流れます。暖かい風が、すーと私の身体を駆け抜けていくような心地にさせてくれました。
朝のあいさつが、朝のお日様のように、こんなにも暖かな心持ちにさせてくれるのかと、爽快な気分に浸たりながら、しばらく遠ざかる4人の後姿を見つめていました。
吉備線の列車が音もなく駅に入ってきます。
私の正月のとっておきの風景でした。
畑の横の道を向こうから、朝の散歩でしょうか親子らしい如何にも仲のよさそうな4人連れの人が登ってきます。今しも吉備の中山から遅い真っ赤な太陽が昇っています。光の筋が幾重にも雲一つない冬空に伸びて、吉備の里に光のカーテンを撒き散らしています。
「おはようございます」
お父さんらしい人の声。慌てて私も、
「おはようございます」
続けて、お父さんと一緒していた小学2、3年ぐらいの男の子も挨拶して通り過ぎます。
やや後れて坂道を上がってきたお母さんと小さな妹までもが、見知らぬ私に
「おはようございます」
可愛らしい声の
「おはようございます」
今登ったばかりの太陽のようにきらきらと輝いて、あたりに流れます。暖かい風が、すーと私の身体を駆け抜けていくような心地にさせてくれました。
朝のあいさつが、朝のお日様のように、こんなにも暖かな心持ちにさせてくれるのかと、爽快な気分に浸たりながら、しばらく遠ざかる4人の後姿を見つめていました。
吉備線の列車が音もなく駅に入ってきます。
私の正月のとっておきの風景でした。
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