私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

門松

2007-12-25 12:20:22 | Weblog
 しめ縄については『松の落葉』には「門松」で一緒に説明がしてあります。

 「かど松をたてるのは千年もの昔からのことであり、年の初めの飾りとして単に取り付けるのではなくて、ことさらに神をおまつりするためにこしらえるものである。
 私(高尚先生)が江戸から正月に帰るとき箱根の山で正月を迎えたことがある。そのとき見たのですが、この山里の正月は、家々の門にしきみを渡して、しめ縄を張り、ゆうしでを懸けて大層神々しい飾り付けをしていた。また、松としきみを混ぜてしめ縄にさしはさんだ家もあった。
 昔は榊として神わざに使う木は「しきみ」であった。
 これら松にしてもしきみにしても、「ひもろぎ」(神が宿る所)として、神がそれを頼りにして降りてお出でになる目印となったものです。それが門松なのだ」
 と。

 それにしても、「しきみ」が「榊」とは驚きです。今はしきみはお墓に供える物と相場が決まっているのに。

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