私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

吉備津にも愉快な鬼がいました。

2007-07-24 13:12:56 | Weblog
  知り合いの人から、
 「吉備津には、鬼が、今までもいてはりますよ。富田新聞店さんの表の塀にちゃんとおりますよ」
 と、教えていただきました。早速、行って写真に写してきました。
 いました。いました。3匹いました。でも、この鬼、一寸変った鬼でした。鬼といっても、人を食い殺したり、物を取ったり騙かしたりして人を随分の悩ますような、あの恐ろしい鬼ではありません。「陽鬼」や「元鬼」や「勇鬼」という愛嬌たっぷりの鬼でした。佐藤たかあきさんが描いた絵だそうです。ユーモアーあふれたその表情を見ていますと、独りでに笑いがこみ上げてくるような愉快な鬼たちです。こんな鬼さんなら、いくら沢山いても歓迎ですね。
 梅雨明けの真っ盛りの夏の太陽がぎらぎら輝いています。鬼たちが、その光を浴びてますます「元気」に「陽気」に踊っているようでした。その時、国道のあたりからでしょうか、今日も、参議院議員の選挙カーがしきりに「・・をよろしく。・・党に力を」と、大声を張り上げて通り過ぎて行っています。
 「ああ、選挙も終盤だなー。週刊誌などで、しきりに囃し立てられている姫と虎の戦いの結末はどうなるのかなー。元鬼、陽鬼、勇鬼の国になるためには、この間の講演会で、桂歌丸さんが、力説していたように投票率が、うんと上がったらいいのになー」
 と、なんとなく、この佐藤さんの絵を見ながら思いました。
 まあ、そんな選挙とは直接関係はないのですが、昨日、私は野暮用で、長いこと学生相手に漢文の講義をしていました友を訪ねました。この友人がこんな面白い事を言っていましたのでご紹介して見ます。 
 曰;
 「君、今、岡山では、虎と姫がどえりぇー競争をしているらしいな。週刊誌にしきりに書きたてられているように、姫が、虎退治でもしようものなら、来週の月曜の朝は、このニュースが日本全国を飛び跳ねる事だろう。大騒ぎになるどー」
 と、さも面白そうに、奥さんが用意してくれたコーヒーを一口飲んでから、また、
 「四書五経の中の『易経』という本に、少々意は異にするが、『雲は龍に従い、風は虎に従う』という言葉がある。面白いではないか。過去の亡霊今に生きるか。あははは・・。風も雲になるか。新潟の地震のように、山も崩れるか』
 再び、あはははは・・と高笑い。この高笑いには、私は、何時も驚かされるばかりしています。
 


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