私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

“仰げば尊し”は聞けませんでしたが

2011-03-16 20:42:03 | Weblog

 東北関東大地震の発生後、数々の事件が起きています。死者の数、被害地域、津波の高さ、それには止まらず原発の事故、停電、もの不足、更に、株価下落などの経済的な諸々の事件も派生するように起きています。世界中の人たちが、このような大騒動な日本を注視しているのだそうです。どうなりますか、速く消息してほしいものです。

 そのような混沌とした世ではあるのでしたが、今日は我が町の高松中学校の卒業式でした。199名の3年生が堂々と卒業していきました。
 中には、どうしてこの子は?と思えるような姿もちらほらと見る事が出来ました。みんなと一緒に合唱する校歌すら歌わないのです。これ等の子も、心の奥底には、自分が卒業する学校を十分に母校として意識しているに違いないとは思われますが、どうしたわけか、校歌も歌わないで卒業していくのです。ほんの限られた生徒だとは聞いていましたが、みんなと一緒のように、校歌が堂々と歌える青年になって欲しいものだと思いました。これ等、「さまよえる子供たち」とでも言いたいような少年を我々大人社会はどう包みこんで行ってやればいいのでしょうか。
 そんな事を考えながら今日の卒業式に参列しました。全体的には、大変立派な199人の、仰げば尊しの歌は聞けませんでしたが、地震も何もかも吹っ飛ばしてくれるような、これぞ誇り高き堂々とした高松中学校の卒業式でした。