私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

吉備の中山歴史ウオーク

2009-03-01 19:59:00 | Weblog
 今日、わが町吉備津では、「吉備の中山を歩く会」が開催されました。昨年、九月に出来上がった吉備津神社の社殿のお屋根替え完工による奉祝祭りの一貫としての最後の行事です。
 100人ぐらいの人々がこの会にはせ参じてくださいました。
 まず、「吉備津神社」から出発です。神官による吉備津神社の由来等の説明があり、更にお竈殿の見学を済ませ、いよいよ吉備の中山に向けて出発です。
 古来から多くの神々が宿っていると言い伝えられている尊い神奈備のお山です。沢山の神々が鎮座ましますそれぞれの場所で、それぞれの説明があり、ゆっくりとしたウォークを楽しんでいました。3歳の坊やから80歳を優に超したと思われるお年寄りの方まで、落ち葉引き敷く明るい3月の陽光を一杯に浴びた吉備の中山の山道を歩いてゆきます。ここが「たいぼうの足跡」です。案内者の声も弾みます。
 やがて、175mの昼食場所に指定されている竜王山に到着します。
 お日さんも、既に、中天にさしかかり、参加した人たちは思い思いに弁当の座を広げて、山上でのお昼の一時を楽しんでおるようでもありました。わざわざ一宮の「吉備の中山を守る会」の人たちも応援に駆けつけてくれております。
 昼食を済まして、再び、吉備津彦神社に向けて下りていきます。上りなら大変だろうと思いながら、周りの人々の足取りを見ると、昼食がすんだからでもないようですが、軽やかに歩を運んでおられるようでもありました。3,4歳の子等も、いたって元気で、お父さんやお母さんに手を携えてもらいながら、にこやかに下りていく姿が目に留ります。
 日差しの柔らかな春の日が、参加者全員にやさしく微笑みかけています。
 よく整備された山道を下りきって、備前一宮の吉備津彦神社に到着します。そこで地元の人から説明があります。備前の殿様の一方ならない信仰かあったとか。案内の人の声が弾みます。
 そこでの説明も終わり、いよいよ最終コースへ係ります。
 「ここが、昔、罪人の首を梟(さら)した岩だ」「ここが両国橋だ」「この上に成親の墓があります」「ここに牛の鼻ぐり塚があります」などという説明が後から後からとどめなく歩いている人に降りかかります。
 そんな説明を受けながら約5時間ばかりのウォークが終わりました。参加した人全員に記念品を頂き、疲れた足を引きづりながらの一日のウオークが解散します。