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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

接続テスト

2021年11月18日 | 研究
こちらは来週、オンラインで決勝審査に臨む男子ペア。
先日、主催者がZoomの接続テストをしてくれました。
昨年と正反対で今年のメンバーはほとんどがPCを持っていません。
必要なことの多くがスマホで間に合うからというのが理由です。
それ自体は問題ないのですが、授業で決められたことしか
操作したことがないので、PCを自由に触れません。
案の定、うまく画面を共有できない彼ら。
しかし主催者はあきれることなく、何度も練習させてくださいました。
田舎にいるとオンラインで何かをするという機会はまずありません。
そのため先生も生徒も経験が少ないので。このような事前テストは助かります。
さて大会は11月23日の勤労感謝の日。本来ならば秋の京都大学が会場でしたが
昨年に引き続き、今年もコロナでオンライン開催。
全国から応募された181件のアイデアの中から9件が決勝に進みます。
昨年のこの大会は、トレジャーハンターズが世界グランプリを受賞した
研究成果を応用したアイデアグッズを披露し、またまたグランプリ。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。快進撃でした。
しかし今年のフローラハンターズは、
学会の発表会や交流会的大会には出場していますが
その場で競い合うコンペは今回が初めて。
緊張するのは当たり前。自分たちで考案した面白いアイデアを
堂々と皆さんに披露してほしいものです。
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緋毛氈

2021年11月18日 | 学校
11月上旬の名農キャンパスで見つけた絶景。
赤絨毯、レッドカーペットとも表現できますが
階段のため、眺めているうちにひな壇にも見えてきました。
ひな壇で使われる敷物は緋毛氈(ひもうせん)。
高座や茶席でも用いられる赤い敷物のことです。
それにしても自然が作った絵葉書のような風景だとは思いませんか。
コロナで関西方面の修学旅行が中止になった名久井農業高校。
この赤い階段は京都の紅葉にも引けをとらないので
今年はこの風景で我慢しましょう。
そして来年こそは本物の秋の古都を楽しんでもらいたいと思います。
それにしてもこの階段を通って農場に向かう名農生は本当に贅沢です。
とはいっても、この風景は1週間ほどで見納め。
秋雨でどんどん色が失われていきます。
それと同時に今年の農作業も終わりを迎えます。
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中身より見た目

2021年11月17日 | 園芸科学科
名久井農業高校の第1農場。奥に名久井岳が見えます。
ここはリンゴ畑。木と木の間に白っぽいシートが敷かれています。
これは反射シート。当たり前ですが、お日様は果実より上にあるため
下の部分はどうしても日陰になり、色づきが悪くなります。
そこで光を反射させ、きれいな赤に着色させるために
シルバーのシートを敷くのです。広大な果樹園に設置するのはもちろん、
シートの本数も相当な数なので保管もたいへんではないでしょうか。
さて20年ぐらい前の昔話をひとつ。
リンゴは袋を被せてきれいな赤色にする有袋栽培より
光をたくさん浴びた無袋栽培の方が美味しいのはご存知だと思います。
また無袋栽培は気の遠くなる数の果実1個1個に
袋をかける手間がとコストが不要なので農家も大助かりです。
しかし当時は無袋栽培がまだ多くの方に認知されていないため
理解してもらおうと、生徒と東京でアンケートをしたことがあります。
するとびっくり。美味しいけどちょっと赤黒い無袋リンゴと
味はちょっと落ちるがきれいな赤い有袋リンゴのどちらが好きかという
問いに対して返ってきた答えのほとんどが後者。
リンゴは味より色と答えたのです。
東京ではリンゴは高級品。贈答用として利用されることが多く
見た目重視と考えていたようです。
おやつがリンゴという青森県のリンゴ農家とは真逆の答え。
想定外の答えに複雑な顔をしていた生徒の顔を今も覚えています。
20年経ちサンふじという言葉も認知されてきた令和の今、
同じ問いをしたらどんな答えが返ってくるのでしょう。
ちょっと興味あります。
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ズバリ言うわよ

2021年11月17日 | 研究
ここにあるのは質疑応答の記録。
フローラハンターズが初めて学会主催のオンライン発表会に
出場した際、チャットでの質疑応答が行われました。
PC上に記録されたそのやり取りを印刷したものがこれです。
今月は書類審査ではなく、ガチンコ勝負の発表審査会に
フローラハンターズの3チームが出場します。
もちろんどの大会も質疑応答の時間があります。
相変わらずあがり症の名農生。なんとか対策しなければなりません。
そんな時に役立つのがこの記録。
これから戦いに挑むメンバーにとっては貴重なお宝です。
環境班は先代のチームフローラフォトニクス時代から
学会主催の発表会に必ず参加していました。
実はこれには深い理由があります。
チームが参加する学会の発表会は8月、9月、3月。
そしてチームが本気で挑む全国規模のコンクールは11月から冬にかけて。
発表内容はもちろんですが、質疑応答が大きくイメージを左右する大会ばかりです。
そうです。ズバリいうとフローラは長年、
学会発表をコンクールのための貴重な練習の場としているのです。
どんな質問が出るのかおよそ想像できるのは、大きな力となります。
それ以上に重要なのが度胸作り。元気な女子が多かった園芸科学科から
物静かで真面目なメンバーが多い環境システム科に移籍した時から、
引っ込み思案という名農生の悪い傾向がより顕著になったからです。
今年のメンバーは9月に2度も学会主催の発表会に出場しているので
少しは心に余裕があるはずだと思いたいのですが、やはり伝統は引き継がれています。
逃げ出してしまいそうな心を必死で奮い起こして欲しいものです。
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M1グランプリ

2021年11月16日 | 研究
フローラハンターズの4名が
それぞれ2組に分かれて発表練習をしています。
なぜなら彼らはまもなく水や環境関係の発表会に
出場することになっているからです。
また発表だけではなく質問への対策にも取り組んでいます。
かわいそうなことに彼らは先輩のように
日本全国を飛び歩いた経験がないため
先輩フローラのように発表会の楽しみを知りません。
したがってモチベーションが上がらず
おそらく辛いだけと感じているのかもしれません。
また聞くところによると、運悪く資格試験の補講が始まり
全員揃っての練習が一度もできずに本番を迎えるかもしれません。
先輩のように万全の準備ができそうもありませんが
それでも、いつかいいことがあると信じて頑張って欲しいと思います。
2人で試行錯誤している様子はお笑いのネタ合わせのよう。
Mizuだけに目指すは、M1グランプリかもしれません。
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