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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

デシャ・ヴュ

2019年04月20日 | 研究
どこかで見たことのあるようなホワイトボードを農業クラブ室で発見。
一度も見たり体験したことがないのに
どこかで会ったり体験したように感じる現象を
デシャ・ヴュ(既視感)といいます。
多くの方が経験したことがあるようで研究も行われていますが
このホワイトボードはそんな幻想的なものではありません。
ボードが逆さまになっているのでぴんときませんでしたが
どう見てもこれは昨年フローラが国際大会の練習のために書いたものです。
国際大会ではiPosterというテレビのような
大きなタブレットを使って発表することになっていました。
駅やデパートに行くとデジタルポスターや看板が設置されていますが
学校にはありません。したがって本物を使った練習ができないため
iPosterの画面を書いてイメージトレーニングしていました。
そのホワイトボードがなぜか消されずに
それも練習場所とは違うところで遭遇したのでデシャ・ヴュと勘違いしたのです。
さて今年の青少年水大賞を受賞したのは静岡県にある理系の私立大学付属高校。
それも科学部ですから、名農とは比べ物にならないぐらい
豊富な科学知識をもっておられるはず。
もしかしたらデジタルポスターなどもお持ちかもしれません。
フローラも応援しています。ぜひ世界一を目指してください。
さていよいよ名久井農業高校のサクラも咲きました。
現在、三分咲きというところですが
今日のPTA参観日は名農のサクラが保護者のみなさんを出迎えてくれるでしょう。
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てんぽせんべい

2019年04月20日 | 
青森県の太平洋側の名物は「南部せんべい」。
小麦粉を焼いてパリパリした塩味のせんべいはそれは美味しいものです。
ところがこのせんべいはちょっと違います。
なんとモチモチしたお餅のような食感のせんべいなのです。
地元では「餅せんべい」とか「てんぽ」と呼ばれていて
冬の寒い日、熱々をほおばるとなんともいえない幸せな気持ちになります。
残念ながら冷めるとかたくなり、日持ちもしないため
おみやげ屋さんでは販売されていません。
もう暑くなってきたので今販売されているかどうかはちょっと不安ですが
ぜひこの冬は八戸あたりのせんべい屋さんに行って食べてほしいものです。
これもお米がとれない北国が生んだ食文化。本当に美味しですよ。
さて今日は土曜日ですが名農は出校日。
参観日とPTA総会が開催されるので、
保護者がたくさん来校されます。
そこで行われるのが名農名物となった「ポスター発表会」。
フローラが名農にポスター発表を持ち込んだことによって生まれたイベントで
3年生が1年生と保護者に研究成果を披露します。
残念ながらフローラに3年生はいませんが
弟分のBubble Boysが学会で発表した内容を紹介するようです。
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イチゴの品種

2019年04月19日 | 研究
Bubble Boysが実験のためイチゴを定植しています。
さてみなさんはイチゴというとどんな品種を思い浮かべますか。
全国的に有名な品種もあれば、地方で盛んに栽培されている品種もあり
住む地域によってさまざまだと思います。
そこで生産量の多い県の代表品種を紹介します。
第1位はご存知、栃木県。
「とちおとめ」の名前はみんな知っています。
最近では「スカイベリー」も人気です。
第2位、第3位は福岡県、熊本県の九州勢。
こちらはなんといっても福岡県が育成した「あまおう」です。
東のとちおとめ、西のあまおうともいわれる日本の代表的品種。
ぜひ食べ比べて見たいものです。
なお2位、3位の生産量を合わせると1位の栃木県と同じ生産量。
いかに栃木県が大産地なのかがわかります。
最後4位は静岡県。「紅ほっぺ」もよく見る品種です。
残念ながら青森県は統計ランク外。ずいぶん少ないようです。
しかし青森県では八戸市が産地。
「とちおとめ」や「紅ほっぺ」などを栽培しています。
また最近は、生産量の減る夏や秋に収穫できる「夏秋イチゴ」の
生産に取り組む人も増加中。今後、産地になるかもしれません。
みなさんはどの品種がお好きですか?
さてBubble Boysが植え付けたのは「とちおとめ」の苗。
できたらぜひ味見させて欲しいのですが
彼らの目的は収穫ではないとのこと。
いったい何をする気なのでしょう。
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IT農業からAI農業へ

2019年04月19日 | 環境システム科
環境システム科の大型水耕温室です。
チームフローラは昨年、この温室で水質浄化研究に取り組んでいましたが
秋に研究が終わった後、いくつか新しい装置が取り付けられました。
写真にも当時はなかった装置が写っています。
どうやらこれは温室内の温度や湿度などを測定するものらしく
タブレットなどで確認し、制御できるのだそうです。
露地栽培と違って施設園芸は屋内栽培。
したがって環境を把握したり、
手を加えることが比較的簡単にできます。
この装置もそのためのもの。
地元の企業と名久井農業高校が連携してIT農業に挑戦しているのです。
さまざまなセンサーが取り付けられた温室はまるでロボット。
令和になると周囲の環境データから自分で栽培管理する
人手いらずのAI農業に変わっていくかもしれません。
環境システム科ではこんな先端技術を用いた新しい農業を
体験することになります。
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プライド

2019年04月18日 | 研究
こちらはTFP Treasure hunters の研究。
先日播種した植物を保温しながら温室で育てています。
Bubble Boysが育てているイチゴのように鉢植えでも露地で管理すると
雨が適度に降り、管理も楽なのですが温室ではそういきません。
特に彼らが播種したトレイは土が少ししか入らないので
気温が上がるとすぐに乾燥してしまいます。
Treasure hunters の対策はメンバーによる潅水。
部活動で土日も出校するメンバーが多いので、彼らが協力しながら管理しています。
実験用の苗を購入したらすぐ実験できるのにと思う人がいるかもしれませんが
そこは農業高校としてのプライドが許しません。
また環境システム科で水耕栽培を学ぶ彼らはあまり土を使った栽培体験がありません。
だからこそ、この温室で土の感触や匂いに触れる経験をしてもらいたいのです。
播種が済んだら次は実験装置の組み立て。
この春卒業したファイナルフローラのメンバーが
ご丁寧にきれいに片付けたものだから
それぞれが自分の実験に合わせて水耕装置やクーラーを組み合わせたり
発泡スチロールを切って一から作ることになっています。
4月下旬か5月連休明けには植え付け予定。
苗が育つまでに完成させたいと思います。
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