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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

サクラ切る馬鹿

2019年04月18日 | 学校
ご覧の通り、ウメの花が満開です。
サクラもまもなく開花。
うまくいくとふたつの花を同時に見ることができるかもしれません。
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」ということわざがあります。
これは余計なことばかりをして、肝心なことを疎かにすることに対する戒め。
しかし本当のところはちょっと違います。
確かにサクラは枝の切り口から菌が入りやすいのですが
実際の栽培では枝を整えるためにきちんと剪定されています。
青森県の弘前城のサクラは日本一だとよくいわれますが
このものすごい数の花を確保するのに
同じバラ科の果樹、リンゴ栽培の選定技術が用いられているのです。
現在の状況から判断すると弘前城の開花は4月21日といわれています。
満開を待たずに週末から始まる弘前城のさくら祭。
ぜひ一度でいいから日本一といわれるサクラをご覧ください。
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フローラのお宝第1号

2019年04月17日 | 研究
研究に記録簿は欠かせません。
名農の場合はノートを用いる場合がほとんどですが、
配布される資料を収納できず困っている人もいます。
そこでチームフローラは結成数年後に
クリアファイルも配布することにしました。
それもご覧の通り、オリジナルのロゴ付きの特注です。
一気に5色各10冊を製作し、毎年2年生やJr.に渡していました。
ところがフローラは昨年で結成10年目。
さすがに在庫がなくなってしまい
昨年のJr.には普通のファイルを使ってもらいました。
しかし突然の環境班復活。
新メンバーのモチベーションを高めるためにも
オリジナルファイルが必要です。
そんな理由からもう一度、
フローラの宝物が眠っている倉庫を調べてみました。
新チームの名称はチームフローラフォトニクス トレジャーハンター。
さっそく宝探しです。するとご覧ください。
なんと新しいファイルが6冊も見つかったのです。
おそらく毎年決まった色のファイルを2年生に配布しますが
その際、中途半端に余ったものが残っていたようです。
新しい環境班は5名。色はバラバラですが
なんとか全員に配ることができました。
たかがロゴ付きのオリジナルファイルですが
このちょっとした工夫がチームの一体感をぐんと高めてくれます。
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白樺 青空 南風

2019年04月17日 | 学校
ここは名農のグラウンド。
シラカバとサクラの並木がきれいです。
このところ寒気がさり、ぐんと気温が上がっています。
おかげでサクラの蕾もまもなく開きそう。
開花までのカウントダウンが始まっています。
数年前、青森県ではサクラとウメの
両方の花が咲いているとニュースになりましたが
この調子だったら今年も同時に見られそうです。
さて暖かくて確かにいい気持ちなのですが
環境班の活動場所はガラス温室。
日中は気温が25℃にもなりもう半袖で作業をしています。
昨年、フローラは北国にいるにもかかわらず
アフリカなど開発途上国に貢献する研究活動をしました。
5月になったら温室は間違いなく30℃超え。
こんなに暑いのなら、フローラに習って
また途上国研究もできそうです。
それにしても暑い!
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農業クラブ全国大会

2019年04月16日 | 学校
これは今年の秋に開催される農業クラブ全国大会のポスター。
開催地の生徒がデザインしたものです。
農業クラブは全国各地の農業高校が加盟している全国組織で
年に1度、日頃学んだ測量などの技術や研究発表の成果などを競い合う
まさに農業高校の甲子園とも呼べる全国大会が開催されます。
いつもなら昨年の鹿児島大会のように開催都道府県の名前が大会名となりますが
今年はなぜか南東北大会。山形、宮城、福島の共同開催となりました。
これにはいろいろな理由があります。
かつて平成25年の全国大会は東北ブロックの宮城県が開催地でした。
つまり宮城大会として行われることが決まっていました。
ところが開催の2年前、ご存知の通り、東日本大震災のため
大きな被害を受けてしまい、泣く泣く大会開催を断念。
あれから6年、今また東北に開催順番が回ってきたのです。
しかし大きな被害を受けている宮城や福島にとって
数年で回復するほど復興は簡単なものではありませんでした。
さらにこの数年間のうちに農業高校はどんどん姿を消し、
ひとつの県では開催できないぐらいまで生徒数が減少していたのです。
そこで山形県を主管にして、宮城と福島の3県で共同開催となったというわけです。
農業高校は全国的に減少しています。
農業県ともいえる青森県でも学校の再編計画により
まもなく農業を学べる高校は廃校や普通高校と統合など数校に減少する予定です。
「日本で作らなくても海外から買って食べればいい」
最近のこのような風潮には不安を感じます。
そんな揺れる農業情勢の中、被災から立ち上がろうと
一生懸命準備に当たっている高校生の活躍を応援したいと思います。
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バイオテクノロジー

2019年04月16日 | 生物生産科
こちらは生物生産科の生物工学研究班の実験。
試験管の中に入っているのはコチョウランとイチゴです。
どちらもバイオテクノロジーを学ぶのに用いる代表的な植物ですが
これに赤色光を照射して生育の変化を探っているようです。
一般的に植物工場では赤や青の光を照射して生育を制御しますが
培養段階の植物に照射するのはあまり聞いたことがありません。
しかし10年以上前、サボテンを試験管内に播種して
同じような実験をしたことがあります。
すると試験管内といえども、他の植物同様の反応を見せました。
きっとこの実験も何らかの変化を見つけることができると思います。
生育促進されるなら、農家にとっても良いこと。
結果を待ちたいと思います。
本来ならばチームが本拠地にしている馴化温室は
その名の通り、試験管内で栽培した植物を
外の世界に馴らすための温室で生物工学班のもの。
そんな大切な温室をこの10年間フローラは借用しており
とんでもない恩義があります。
そこでフローラもこのようにLEDや過去の実験例を提供するなど
互いに協力して活動しています。
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