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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

2018年名久井農業高校野菜苗販売

2018年05月06日 | 生物生産科
さて毎年地域の皆様が楽しみにしているのが名農の野菜苗販売。
いつ行うのか問い合わせも増えています。
2018年の販売は5月10日(木)〜11日(金)の2日間。
対応するのは生物生産科の生徒たちです。
毎年、朝早くから並ばれるみなさんのために
一生懸命おもてなししようと
みんなリハーサルを繰り返しています。
しかしながら販売は慣れていないので
思うようにいかないかもしれません。
どうぞ暖かい気持ちで対応していただければ幸いです。
ハウスでは最後の管理が続いています。
みなさんのご来校を心からお待ちしております。
なお園芸科学科では草花の苗販売の注文を受けています。
こちらは学校までお問い合わせ下さい。

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バラ科の花見?

2018年05月06日 | 学校
見たことのないような濃いピンクの花です。
圧倒的な存在感を発進しているこの木は
バレリーナツリーと呼ばれるリンゴの花。
姫リンゴの仲間で花は鑑賞、実はジャムといろいろ使えます。
さらに自家受粉する性質をもっているので
他の品種を植えなくても実がつきやすいともいわれています。
さてバラ科の代表的な花木はご存知サクラ。
バラ科の中のサクラ属に分類され、ウメもこの仲間です。
しかしモモは同じバラ科でもモモ属、
リンゴはリンゴ属とちょっとサクラとは違うようです。
とはいえみんなこの時期が開花期。
果樹園ではバラ科の花見が真っ盛りです。
ところでリンゴといえば先週、名久井農業高校の果樹班が
ドローンによる人工受粉を行いました。
昨年は画期的なアイデアと効果をあげたことから
学会などさまざまな分野から最優秀賞をいただいています。
今年はどのように発展させるのか今から楽しみです。

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山野草の問題!

2018年05月05日 | その他
かつて山野草が大ブームになり
エビネやアツモリソウ、クマガイソウが高値で販売されました。
もちろん自然の山からの盗掘で、すっかり山には
自生する野生ランは姿を消したといいます。
山野草を好む人は園芸種が失ってしまった
慎ましやかでひっそりと咲く姿を愛でるようです。
この植物は春の妖精ともいわれるエンレイソウ。
なかでもミヤマエンレイソウといわれる山野草です。
この植物はユリ科のため盗掘されたという話は
あまり耳にしたことはありませんが
近年は自生地の分断という問題が発生しているようです。
エンレイソウには自分の花粉で受粉できる自家受粉株と
自家不和合性で他家受粉する2種類の群落がありますが
山林の開発で群落が分断されているというのです。
自家受粉株ならそれでも種子を作れますが
他家受粉集団の場合、群落が小さくなれば昆虫が集まらなくなり
その結果、受粉できなくなり群落が消滅することになります。
チームフローラフォトニクスが長年取り組んできた
サクラソウで起きているのと同じような問題が発生しているようです。
さらにエンレイソウは種子から開花するまで
なんと10年もかかるというのですから簡単に増殖できません。
まだ山を歩くとエンレイソウはたくさん咲いていると思いますが
山野草は山で見てこそ風情のあるもの。
持ち帰ることはやめましょう。
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スイセンはナルシスト ?

2018年05月05日 | その他
田舎の道ばたや野原にスイセンがよく咲いています。
このような風景を見ると日本原産かと思ってしまいますが
もともとヨーロッパ原産といわれています。
これは学名にギリシャ神話に出てくる美少年「Narcissus(ナルキッサス)」の
名を持つことからもよくわかります。
50種ともいわれるスイセンの原種の中でひとつだけ中国原産の種がありました。
それが黒潮に乗って日本に流れ着き、
日本の海岸や野原で咲くようになったといいます。
これがニホンスイセンと呼ばれるグループです。
これもニホンスイセンの三大群落が
淡路島、越前海岸、南房総と海岸にあることから納得できます。
ではなぜ田舎の野原でよく見かけるのでしょうか。
スイセンは一般に球根ですが種子もできます。
もしかしたら庭に植えたスイセンから
広がっていったものかもしれません。
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ヤマブキはjaponica(ジャポニカ)?

2018年05月04日 | その他
ニホンウナギやツバキと同様に
学名にjaponicaという言葉がついている「ヤマブキ」。
実際は日本だけでなく中国あたりにも自生しているそうですが
昔から日本人に愛されてきた樹木です。
春に咲くこの濃い黄色こそ、正真正銘の「山吹色」。
遠くからでも目に飛び込んでくる鮮やかさです。
春咲く花を調べると黄色の花が多いそうです。
春の光は夏と違って柔らか。
おそらく目立つ黄色に光を集めて
昆虫を誘っているのかもしれません。
しかし虫の眼は私たちのように可視光線ではなく
紫外線で見ています。
虫たちが見ている本当の姿を見たいなら
ぜひ紫外線撮影に挑戦してみてください。
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