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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

なでしこJAPAN優勝記念フラワーアレンジ!

2011年07月24日 | 学校
赤い光の中で育っているナデシコです。
これは昨年、チームの2年生が先輩の後を引き継いで取り組んだ研究です。
チーム初代の先輩は強い赤い光を照射することで
普通のものより30%も草丈の低いミニナデシコを作り出しました。
ところが後を引き継いだ後輩は、弱い赤い光を照射することで
同じナデシコでも茎の長さを普通のものより70%以上も伸ばせることを発見しました。
念願の切花用の無農薬ナデシコの誕生です。
そこで検討した結果、先輩と自分のデータを比較して
同じ赤色光でも光量が違うと植物に与えるシグナルの意味が違うという理論を考えました。
この理論にもとづいて栽培するとナデシコやストックの草丈を
自在にコントロールでき、同じ品種でも鉢花や切花にできることを発表し、
翌年の京都大学で開催されたテクノ愛で準グランプリを受賞しています。
この研究は神奈川大学の高校生理科・科学論文大賞でも努力賞になり、
先日同大が出版した「未来の科学者との対話」で読むことができます。
今週は中学生のための体験入学があります。
園芸科学科では珍しい花壇苗のナデシコを使った
フラワーアレンジを体験してもらおうと計画しています。
「なでしこJAPAN優勝記念フラワーアレンジメント」をどうぞお楽しみに!!
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ナナホシテントウ

2011年07月24日 | 学校
第3農場で発見したナナホシテントウ。
水玉のかかわいいデザインなので人気です。
今見ると日の丸のようで「頑張れ日本」と励ましているようにも見えます。
もちろんアブラムシをやっつけてくれる益虫です。
今、幼虫から成虫になろうとしているものがいたるところに見られます。
よく見るとこの辺りのジャガイモ畑には
ナナホシテントウばかりで葉を食い荒らす
オオニジュウヤホシテントウは見当たりません。
そのため葉もきれいです。
これから出てくるのでしょうか?
気をつけて観察してみましょう!


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なでしこJAPAN

2011年07月23日 | 学校
今から3年前の4月、5名の男子によりチームは結成されました。
その年、チームが初めて開発した記念すべき作品はこのミニナデシコです。
チームのオリジナルラベルもついて、翌年限定販売しました。
でもこれは失敗から誕生したものです。
草丈を伸ばして切花用のナデシコを作ろうと強い赤色光を照射したところ
なんと逆に草丈が伸びなくなることを発見したのです。
彼らはそれを利用してかわいい小型のナデシコを作りだしました。
普通、わい化(小型)させるには薬剤を散布しますが
このミニナデシコは光だけで作るので無農薬。
その年の9月に植物学会でこの現象を初めてポスター発表して
みごと優秀賞を受賞しました。
さらに11月には京都大学のテクノ愛で、
ミニナデシコの商品化提案をして入賞しています!
確か全国の花屋さんでミニナデシコを販売し、
その売り上げをなでしこJAPANの強化費に充てたいというものでした。
地味なナデシコは普段はあまり注目されませんが
このサッカー人気で売り上げが増えているそうです。
今だったらこのミニナデシコも話題になったかもしれません。
今でこそチームはリンゴや山菜などいろいろな植物と光の研究をしていますが
結成の目的は「花と光の関係を研究して世の中を楽しくするアイデアや商品の提案」。
だから「アグリフォトニクス」ではなく「フローラフォトニクス」なのです。
大学でさらに研究を深めている初代のメンバーはどうしているでしょう。
懐かしいので久々に写真を引っ張りだしました。
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初セミ

2011年07月23日 | 学校
先日、この夏初めてのトンボを見ました。
そう思って歩いていたら足下にセミが転がっているのを発見。
かわいそうなので木につかまらせました。
ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ?
羽が透明なのでアブラゼミではなさそうです。
図鑑ではエゾゼミというものに似ていますが、正しい名前はわかりません。
またなぜ道路に仰向けで転がっていたのかも不明です。
しかし気がつくと一度も鳴かずに消えていました!
夏真っ盛りであることをセミが教えてくれました。
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ライジング・サン(蘇る日本)

2011年07月22日 | 学校
チームのユニフォーム、2011モデルです。
ご存知の通り、今年はチーム・レスキューと名乗って
サクラソウの保護活動に取り組んでいます。
したがってデザインはレスキュー隊の十字のマークです。
こちらはそれ以上の意味はありませんでしたが
ご覧になったみなさんは十字と日の丸の組み合わせですねとよくいわれます!
日本サクラソウ、さらに日本そのものをレスキューしようと
いう意味にとってもらっているようです。
そういえば日の丸に見えてくるから面白いですね。
まさに陽はまた昇る。ライジング・サン(蘇る日本)です。
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