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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ポーラスコンクリート

2020年07月03日 | 研究
タタキの研究をしているハンターズ。
残った材料がもったいないので、処理する目的で
コンクリート製作を楽しんでいます。
この彼は小石を固めて透水性コンクリートを製作しています。
都会を襲うゲリラ豪雨。近年、行き場のない雨水が
地下街に流れ込むなど大きな問題になっています。
ポーラスコンクリート と呼ばれるこのコンクリートは
普通のコンクリートと違い、隙間が大きいので
降った雨水を地面に浸透させる効果があります。
彼の製作目的は街路樹の生育を守るコンクリート作り。
確かに街路樹では樹木周辺のほんの少ししか土が見えていません。
これではせっかくの雨水が十分利用できません。
もちろん通気性も悪くなります。樹木に限らず植物は根の生育が大切で、
水や空気、養分が不足になると、それらを求めて根を長く伸ばす特徴があります。
根が長くなると付け根は太くなります。また根は柔らかな場所に根を伸ばします。
これらの理由から根が地面に近くにせり上がる「根上がり現象」が起き
せっかくの舗装や縁石が壊れ、歩行者や自転車などの通行を
妨げる事例が発生して問題になっているのです。
そこで樹木周辺をポーラスコンクリートで施工して空気と水を供給し、
さらにハンターズが考案した三和土の技術を応用し
栄養分も供給しようとプロトタイプを製作しているのです。
三和土とコンクリート。果たしてどのような違いがあるか楽しみです。

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